一条真也です。
１１日は沖縄に出張しますが、その前に博多に寄りました。一般社団法人 全日本冠婚葬祭互助協会（全互協）の九州ブロック総会が行われるのです。わたしは、平成１８年７月１日～平成２２年６月３０日、平成２８年７月１日～平成２年６月３０日の２度にわたって九州ブロック長を８年間務めました。現在は、弟が務めています。
ＲＩＴＺ５の前で
ＲＩＴＺ５のロビーで
九州ブロック総会のようす
懇親会で挨拶する佐久間康弘ブロック長
この日、長く会場として愛用させていただいた結婚式場「ＲＩＴＺ５」を利用するのが最後ということを知り、わたしは那覇空港行きの飛行機を遅い時間の便に変更して、ＲＩＴＺ５に駆け付けました。１８時からは懇親会が開催され、佐久間康弘ブロック長の挨拶の後、わたしは全互協の副会長として乾杯の音頭を取りました。
乾杯の挨拶をしました
柴山社長への感謝を述べました
わたしは、「今日は、ＲＩＴＺ５さんを利用させていただく最後の機会ということで、駆け付けました。本当に、さまざまな思い出が蘇ってきます。ラックの皆様には大変お世話になりました。心より御礼を申し上げます。そして、何より感謝の念をお伝えしたいのは故柴山文夫社長です。柴山社長からは、本当に多くのことを学ばせていただきました。一昨日、姫路でグリーフケア資格認定制度が大きな区切りを迎えることができましたが、もともとこの制度の発足を最も熱心に訴えておられたのは柴山社長でした。わたしは、柴山社長に「おかげさまで、なんとか形になりました。ありがとうございました！」とお伝えしたいです。
グリーフケア資格認定制度に言及
柴山社長との誓いについて
また、わたしは「柴山社長との思い出は尽きません。互助会保証さん主催のアジア冠婚葬祭業国際交流研究会で多くの国を一緒に回りました。いろんな美術館に御一緒しました。本や映画の話をたくさんしました。グリーフケアは言葉の持つ役割が大きく、多くの本を読み、映画を観た人はそれだけ悲嘆者にかける言葉が豊かになります。柴山社長のお別れ会で、女性詩人の方が「あの人は多くの本を読んでいたから、人に優しい言葉をかけることができた」と言われていたことが思い出されます。そのお別れ会で、わたしは柴山社長の遺影に向かって「グリーフケア資格認定制度を必ず立ち上げます」とお誓いしました。その約束が果たせて、さらに今日ここに来れて感無量です。
乾杯の発声をしました
カンパ～イ！
そして、「わたしが九州ブロック会議に参加するようになった頃は、業界の重鎮の怖い先輩ばかりでした。わたしは猛獣の檻に入れられたウサギのように震えていました。いま見ると、本当に若返りましたね。みなさんに期待いたします。でも、冠婚葬祭を支えるのは「礼」とともに「孝」や「悌」といった縦の人間関係です。みなさん、どうか先輩を大切にして下さい。お父さんを大切にして下さい。お兄さんを大切にして下さい。そして、ここにいる仲間を大切にして下さい。会場のどこからか柴山社長も見ていてくれると思いますが、柴山社長とＲＩＴＺ５さんに心からの感謝を込めて、また九州ブロック加盟互助会の更なる発展を祈念して乾杯！」と言ってグラスを掲げました。
懇親会がスタートしました
懇親会を中座して福岡空港へ
その後、１時間ほど業界の仲間たちと歓談してから、わたしは中座しました。そのまま福岡空港に向かい、２０時１５分発のＡＮＡ１２１７便で那覇空港へと向かいました。明日は、沖縄県浦添市にある中央紫雲閣で「合同慰霊祭」を行った後、三重城港に移動して「海洋散骨」のセレモニーに立ち合います。「天下布礼」に休みなし！
柴山文夫氏のお別れ会で
故人との約束を果たしました
２０２２年４月７日 一条真也拝
