一条真也です。
３日の朝、東京・赤坂見附のホテルのラウンジで「出版寅さん」こと内海準二さんと打合せをしました。感染症対策とやらで午前１０時にラウンジを追い出されたので、その後はロビーで打ち合わせしました。儒教研究の第一人者である加地伸行先生との対談本『儒教と日本人』（現代書林）の再校ゲラを受け取り、カバーデザインなどを決めました。今月末の刊行ですので、お楽しみに！
東京駅丸の内口の前で
東京駅丸の内口エントランスにて
内海さんとの打合せを終えると、わたしはホテルをチェックアウトして東京駅に向かいました。東京駅の丸の内口に到着すると、北陸新幹線の乗り場へ。今日は、ネクタイとポケットチーフに合わせてチリアンパープルの不織布マスクを着けました。最近、わたしのカラフルマスクが一部で話題になっているようですが（笑）、詳しくは、ブログ「マスクを楽しむ！」を御覧下さい。
北陸新幹線のホームへ
グランクラス車内はガラガラ
わたしは、１３時２４分発の北陸新幹線はくたか５６５号に乗車しました。この日は少しでも感染を避けるべくグランクラスに乗車したのですが、車内はわたしを含めて２名しかおらず、ガラガラでした。昨日の東京の新規感染者は１万２６９３人でした。政府は新型コロナウイルス対応のまん延防止等重点措置について、適用中の３１都道府県のうち１５都道府県で延長し、１１県は解除する方針を固めました。残る５県は調整を続け、岸田文雄首相と関係閣僚が３日、方向性を固めます。
はくたか５６５号の車内で
車内サービスの弁当を食べました
政府は期限の６日までの全面解除を目指しましたが、新規感染者数の減少速度が想定より遅く、地域によっては病床使用率の高止まりがなお続いています。福岡県は６日で解除されそうですが、東京都と石川県は延長される見通しです。もう少しの辛抱ですね。昼時でしたので、車内サービスで出された小さなお弁当をいただきました。
食後は校正をしました
むちゃくちゃ面白い内容です！
食事を終えると、受け取ったばかりの『儒教と日本人』の校正作業をしました。当事者のわたしが言うのも何ですが、むちゃくちゃ面白いです。日本一わかりやすい儒教の入門書ではないでしょうか。仏式葬儀の中には、儒式葬儀の儀礼が取り込まれています。インドにおける本来の仏教に、果たして今のような葬儀の儀礼があったのかどうかさえ疑問です。加地先生は、「日本仏教はもちろんすぐれた宗教として存在する。私は仏教信者でありつつ、儒教的感覚の中で生きている」と述べられています。この言葉は、多くの日本人にも当てはまるものでしょう。そして、日本人の葬儀の本質とは仏教でなく儒教の儀式であり、そこでは直葬などありえないのです。加地先生との対談では多くの学びを得ました。
車窓からの眺め
車窓からの眺め
車窓からの眺め
車窓からの眺め
グランクラスのデッキで
金沢駅に到着しました
校正作業で目が疲れると、車窓から外の風景を眺めました。長野や黒部のあたりはまだ雪が積もっていました。富山のあたりから雪は消えて、のどかな景色が広がっていました。金沢駅に到着したのは、１６時２０分でした。
ＪＲ金沢駅の出口で
ＪＲ金沢駅前で
金沢の気温は６度でしたが、東京が１３度ぐらいだったため、けっこう寒く感じました。駅のホームには、金沢紫雲閣 の大谷総支配人、改札口にはサンレー北陸の東専務が迎えに来てくれました。明日は北陸本部会議に参加します。
ホテルから見たＪＲ金沢駅前のようす
２０２１年３月３日 一条真也拝
