『庸軒歌集』

一条真也です。
わたしは、これまで多くのブックレットを刊行してきました。わたしのブックレットは一条真也ではなく、本名の佐久間庸和として出しています。いつの間にか44冊になっていました。それらの一覧は現在、一条真也オフィシャル・サイト「ハートフルムーン」の中にある「佐久間庸和著書」で見ることができます。整理の意味をかねて、これまでのブックレットを振り返っていきたいと思います。 


『庸軒歌集』(2007年11月刊行)

 

今回は、『庸軒歌集』をご紹介します。
2007年11月に刊行したブックレットです。
庸軒は、わたしの歌詠みの雅号です。福島県三春の偉人に佐久間庸軒という方がいたことを弟の佐久間康弘から教えてもらいました。わたしの名前と一字違いであることから不思議な因縁を感じ、「庸軒」をわが雅号としました。なにぶん商売人の身で、なかなか花鳥風月を詠んで風雅の世界に遊ぶというわけにはいかず、もっぱら会社や仕事に関する話材で歌を詠んでおります。「言霊」つまり言葉の持つ不思議な力のせいか、歌を詠みだしてから事業も順調に進んできたような気がしています。


「道歌」をめざして詠みました

 

また、石田梅岩が開き、江戸時代に盛んになった「心学」では、人の道を説く教訓の歌として「道歌」が多く詠まれました。全部で111の歌が納められたこの歌集には、道歌をめざして作られたものもたくさん入っています。ブログ「庸軒ごよみ 2021」でも紹介したように、年末、御縁のある方々にわたしが詠んだ道歌のカレンダーをお送りしています。けっこう好評のようで、「今年の道歌はいいですね」などというお便りやメール、LINEなどを頂戴すると嬉しくなりますね。庸軒の名で詠んだ道歌は『ハートフル・カンパニー』、『ホスピタリティ・カンパニー』、『ミッショナリー・カンパニー』(すべて三五館)および『人間関係を良くする17の魔法』(致知出版社)でも披露しました。

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12の道歌が掲載された「庸軒ごよみ

 

2021年9月10日 一条真也