富士山を見たら良いことがある!

一条真也です。
東京に来ています。コロナ関係による諸般の事情で、久々に以前の定宿に泊まったのですが、朝起きたら、ホテルの客室から見事な富士山が見えました。

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ホテル客室からの眺め

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富士山が見えました!
 

ブログ「富士山さえあれば」にも書きましたが、わたしは富士山を見ると勇気が湧いてきて、「良いことあるぞ!」と思います。その後、冠婚葬祭文化振興財団が主催する絵画コンクールの審査会に参加しましたが、そこに映画プロデューサーの方が来ておられました。前にお会いしたときに、グリーフケアの映画を製作して来年公開するというお話を伺っていたので、グリーフケアの書である拙著『愛する人を亡くした人へ』(現代書林)をプロデューサーと監督のお二人にお送りしたところ、非常に気に入って下さいました。


愛する人を亡くした人へ』(現代書林)

 

そして、今日なんと同書が映画の原作になることに決まりました。大変名誉なことであると喜んでいます。映画の原作者になるのは初めてです。富士山を見たら、本当に良いことがありました! 『愛する人を亡くした人へ』の帯には「『さみしさ』という深い闇の中で月あかりに導かれているような温かさを感じました。――」「愛する人を亡くしたとき、人はその悲しみ、喪失感にどう立ち向かっていけばいいのか。――死に直面した人の心に、愛という水を注ぎ込む、現代人のための心の書」と書かれています。わたしは、さまざまな葬儀に毎日のように立ち会っていますが、残された遺族に何より必要なのが悲しみを癒すグリーフケアであり、「死は決して不幸な出来事ではない」という物語だと確信しています。そのことを満ち欠けする月に合わせた手紙に託して書いた本です。



来年公開のグリーフケア映画は、セレモニーの志賀社長(全互協広報・渉外委員長)の発案で動き出したものです。志賀社長は若い頃はハリウッドで映画の仕事をされていた方で、現在も芸能界に広い人脈をお持ちです。映画製作のキャリアも長く、最近も「ハチとパルマの物語」という素晴らしい映画を作られました。コロナ禍で公開が延びていますが、もうすぐ試写会が開催されるということで、わたしもぜひ鑑賞させていただきたいと思っています。



「ハチとパルマの物語」は、モスクワと秋田を結び、少年と犬の感動的な触れ合いを描いた映画です。日露共同製作作品で、今年の初夏公開が予定されています。物語の舞台は、旧ソ連時代の1970年代。検査の手違いから仕方なくモスクワの空港に置き去りにされた犬、パルマ。いつの日か飼い主が迎えに来ることを信じて、 今日もパルマは滑走路の傍らでじっと待ち続ける。そして1人の少年と出会うのでした。

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監督は、ロシアの巨匠アレクサンドル・ドモガロフJr.で、キャストは渡辺裕之藤田朋子、アナスタシア、壇蜜、高松潤山本修夢、早咲、阿部純子(友情出演)、堂珍嘉邦(友情出演)、アリーナ・ザギトワ(友情出演)、アレクサンドル・ドモガロフ、レオニド・バーソフ、ヴィクトル・ドブロヌラヴォフ。あのザギトワが出演するのも凄いですが、アナスタシアちゃんという美少女がとにかく可愛いです!

 

2021年2月9日 一条真也