一条真也です。
ハッピー・バレンタイン!
2月14日はバレンタインデーです。
今朝、わたしは出張先の神戸のホテルで目を覚ましました。いつもバレンタインデーのときは出張していることが多いのですが、今年もそうでした。
妻が贈ってくれた手作りのチョコ&クッキー
というわけで小倉にはいませんが、例年と同じく、妻が朝一番で手作りのチョコレート&クッキーを贈ってくれました。もう30年以上もずっと2月14日には手作りのチョコをプレゼントしてくれます。口では言いませんが、心から感謝しています。
みなさんから頂いたチョコの一部
また、今年も、会社のみなさんや愛読者の方々からたくさんのチョコを頂戴したようです。 サンレー本社の女子社員のみなさんからは「日頃の感謝を込めて」とか、読者の方からは「執筆の合間にチョコっと召し上がってください」などと直筆で書かれたカードが添えられていました。本当に、ありがたいことです。
神戸から帰ってきて感激!
クリスマスと同じように、戦後の日本の中で定着した欧米由来の年中行事の1つがバレンタインデーです。バレンタインというのは3世紀に実在した司祭の名前で、彼が殺された日が2月14日でした。なぜ求愛の儀式になったかというと、戦争に出兵する兵士たちの結婚を禁止した当時の皇帝の命令に背いて、結婚を許可したことで司祭が殺されたからです。もともとは求愛の儀式で欧米で定着したものでしたが、日本では女性から告白する、その際にチョコレートをプレゼントすることになっています。
このようにバレンタインデーが日本独自の儀式に変容したのは、拙著『決定版 年中行事入門』(PHP研究所)にも書きましたが、チョコレートメーカーと百貨店のセールスプロモーションがきっかけになったのは有名な話です。その最初の仕掛け人としては、モロゾフ、メリーチョコレートカムパニー、森永製菓、伊勢丹、ソニープラザなど諸説あるようです。今は求愛儀式というより、自分や友人に「ごほうび」を与える、そんな儀式に変わりつつあります。
2020年2月14日 一条真也拝