死を乗り越える美輪明宏の言葉

 

この地球の出来事は
すべて〈正〉と〈負〉によっている
美輪明宏

 

一条真也です。
言葉は、人生をも変えうる力を持っています。
今回の名言は、美輪明宏さん(1935年~)の言葉です。美輪さんは、シンガーソングライター、俳優、演出家。歌の代表作に「メケ・メケ」「ヨイトマケの唄」「愛の賛歌」など。舞台の代表作に毛皮のマリー」「黒蜥蜴」「双頭の鷲」などがあります。

 

 

美輪明宏さんは、ご自身で天草四郎の生まれ変わりであると広言するスピリチュアルな方です。美輪さんはご自身で天草四郎の生まれ変わりであると公言するスピリチュアルな方です。美輪さんにはベストセラーになった著作も多いのですが、『ああ正負の法則』という名著があります。



『ああ正負の法則』の一番の読みどころは何処にあるか。それは、何といっても、〈負〉とともに生きる知恵を教えてくれる点でしょう。美輪さんは、「一番肝心なことは、悪いことが起きたからといって、嘆き悲しむことはない、ということです。悪いことは長くつづきませんから。そのかわり、良いこともまた長くはつづかない。だから、良いことがあったときには、施しをするなどして、そこそこの〈負〉を先回りして自分で意識してつくるとよいでしょう。そうすれば予期しない、ものすごい〈負〉に襲われなくてすむようになります」と述べています。


美輪明宏さんと

 

この「〈負〉の先回り」という考え方は、施餓鬼供養などに代表される、まさに昔の人の生活の知恵です。美輪さんは、昔の人はちゃんと地球上の法則にしたがって生き抜く生活法のコツを知っていたというのです。まったく、目から鱗が落ちる思いがしました。ちなみに、わたしは約四半世紀前に美輪さんと松柏園ホテルのスイートルームでお会いしましたが、ものすごいオーラを感じましたね。なお、今回の美輪さんの名言は死を乗り越える名言ガイド(現代書林)に掲載されています。

 

 

2024年5月8日  一条真也