61回目の誕生日

一条真也です。
5月10日になりました。わたしの61回目の誕生日が来ました。昨年の5月10日に還暦を迎えたのですが、あれからもう1年が経過したことが信じられません。しかし、すっかり60代に慣れてしまった自分がいます。(笑)

61回目の誕生日を迎えました

 

書斎にかけてある「庸軒ごよみ2024」の今月の道歌は、「自らの幸せ求め 他人への思ひ忘れず 心ゆたかに」です。「自らの幸せ」とはウェルビーイングであり、「他人への思ひ」とはコンパッションです。つまり、ウェルビーイング&コンパッションの「WC」こそが心ゆたかな社会としての「ハートフル・ソサエティ」を呼び込むということです。そして、そこでは、わが社のような冠婚葬祭互助会が重要な役割を果たすでしょう。

61歳になりました!

 

それにしても、61歳です。61歳といえば、イスラム教の開祖であるムハンマドをはじめ、ヘーゲル、ミレー、李白空海藤原道長宮本武蔵安藤広重石ノ森章太郎ジャイアント馬場といった方々が亡くなった年齢です。ジャイアント馬場といえば晩年は相当にお爺ちゃんだった印象がありますが、61歳で亡くなっていたのですね。ちょっと複雑な気分です。世間では、30歳前後のことを「アラサー」、40歳前後は「アラフォー」、50歳前後は「アラフィフ」と呼びます。60歳前後は伝説の名俳優・嵐寛寿郎をもじって「アラカン」と言うとか。

煉獄杏寿郎も今日が誕生日!

 

河合吉成、王貞治、ノッポさん、桑原武夫、一条真也(5・10生)の名言から考える『志』」というネット記事によれば、世界の王貞治氏をはじめ、多くの有名人がわたしと同じ5月10日生まれだそうです。それから、なんと、「鬼滅の刃」の炎柱である煉獄杏寿郎の誕生日というではありませんか! この驚愕の事実は、秘書の織田さんが3年前に教えてくれました。さらに驚愕の事実は、煉獄杏寿郎の身長は177センチで、わたしと同じなのです。


「日経電子版」より

 

他にも、わたしと同い年の有名人はたくさんいます。同じ生年でまず頭に浮かぶのは、俳優の唐沢寿明さん、加藤雅也さん、お笑いコンビ「ダウンタウン」の浜田雅功さん、松本人志さん、作家の京極夏彦さん、重松清さん、イラストレーター・作家・俳優としてマルチに活躍するリリー・フランキー さん、アナウンサーの宮根誠司さん、プロ野球福岡ソフトバンクホークス」の元監督の工藤公康 さん、それからジョニー・デップブラッド・ピットといった海外の大物俳優も同じ年の生まれです。


生きていることに感謝あるのみ!

 

ここ数年は、コロナ禍のせいで誕生日を祝ってもらえなかった人も多いでしょう。誕生日を祝うとは、「あなたがこの世に生まれたことは正しいですよ」と、その人の存在を全面的に肯定すること。人間関係を良くするうえで、これほど大切なことはありません。わたしは、ハートフル・ソサエティとは、「おめでとう」と「ありがとう」が行き交う社会であると考えています。ですから、「誕生日おめでとうございます」と言われたら、素直に「ありがとうございます」と答えたいです。

60回目の『論語』の通読も行いました

 

道後温泉の宿で、61回目の論語通読も終えました。わたしは、『論語』とは船のような存在であると思っています。人生の荒波を超えて無事に航海していける船だと思うのです。孔子が説いた「志学」や「而立」や「不惑」や「知命」や「耳順」や「従心」といったものは、人生の港ではないでしょうか。『論語』という船に乗れば、安全に次の港に辿りつけるような気がしてなりません。「知命」港を出てから10年目の昨年、60歳の「耳順」港に辿り着きました。次は70歳の「従心」港を目指します。

最新作のR&Rブックスを両手に持って

 

作家活動の方ですが、先月、ロマンティック・デスリメンバー・フェス』のR&Rブックスオリーブの木)を上梓しました。他にも、今年は宗教学者島薗進先生との対談本『今ここにある宗教~現代日本人の死生観を問う』(仮題、弘文堂)、芥川賞作家で僧侶の玄侑宗久先生との対談本『お経と冠婚葬祭~日本人と仏教』(仮題、現代書林)、『心ゆたかな言葉~ハートフル・キーワード』(仮題、現代書林)、『唯礼論』(仮題、産経新聞出版社)、『こども冠婚葬祭』(仮題、弘文堂)などの刊行を予定しています。また、拙著愛する人を亡くした人へ(現代書林)がPHP文庫化され、同書を原案とする映画君の忘れ方(監督:作道雄、主演:坂東龍汰西野七瀬)が来年1月に公開予定です。わたしも出演しています。さらに、日本映画男神という作品に神主の役で出演することが決まっています。ということで、61歳になっても、「天下布礼」を目指して全力で走り続ける覚悟ですので、今後ともよろしくお願いいたします!

今後とも、よろしくお願いいたします!

 

2024年5月10日 一条真也