「財界九州」新年号

一条真也です。東京に来ています。
18日は全互協の理事会と忘年会が開催されます。今年最後の業界関係の行事です。会社の社長室に「財界九州」の2020年新年号が届きました。同誌は九州を代表する経済誌として、非常に影響力を持っています。例年通り、九州・沖縄の経営者たちが1ページずつ紹介されています。

f:id:shins2m:20191218103829j:plain「財界九州」2020年新年号

 

ブログ「『財界九州』新年号取材」で紹介したように、 松柏園ホテルのメインバンケットである「グランフローラ」で撮影しました。わたしのページは「グリーフケアの普及に全力を尽くす」というタイトルで、以下のように書かれています。
「『高齢化社会』『多死社会』を迎える中、従来の『葬儀をする施設』から『葬儀もできる施設』への転換、つまりセレモニーホールからコミュニティーセンターへの転換を進めている。その一環として、2019年に北九州市と、小倉紫雲閣北九州紫雲閣の2カ所を災害時に避難所とする協定を締結した。紫雲閣を始めとする施設は今や全国で80カ所を超え、シニア世代が、日頃から集える交流施設として活用することで、高齢者が安心して楽しく生活できる街づくりに努めており、互助会の理念である『相互扶助』の実現を目指し、地域に不可欠な施設としてこれからも地域貢献に努めていく。一方、グリーフケアの普及が、日本人の『こころの未来』にとっての最重要課題と位置づけ、 上智大学グリーフケア研究所客員教授として教鞭をとりながら、社内で自助グループを立ちあげグリーフケア・サポートに取り組んでいる。2020年からは、全互協と同研究所のコラボを実現させ、互助会業界にグリーフケアを普及させるとともに、グリーフケアの資格認定制度の発足にも取り組んでいく」

f:id:shins2m:20191218103744j:plain「財界九州」2019年新年号

 

同誌には、例年通りに佐久間進会長も登場しています。
インタビュー記事は「冠婚葬祭で“不安な時代”を解決する」というタイトルで、以下のように書かれています。
「令和の御代が幕を開けた。天皇陛下のご即位に関するさまざまな儀式を拝見し、日本にとって儀礼文化は将来のために継承しておかなくてはならないものであると改めて確信するとともに、今後の冠婚葬祭のあり方についても思案させられた。間もなく日本には『人生100年時代』が到来する。超高齢社会の流れが強まるなか、どうしたら人生100年を幸せに生きることができるのか。老老介護年金問題などを踏まえると、明るい展望は描きにくく、その意味で、まさに令和は『不安の時代』になるかもしれないが、その不安を解決するのが互助会の役目である。また、安心して楽しく過ごせる社会の実現には、まず病気にならないための体を作ることが重要である。当社は100万人に及ぶ会員を対象に、『養生』をテーマにした取り組みも進めていきたい。特に予防医療としての東洋医学に注目し、日常の食生活を中心に楽しみながら見直していくべきだと考えている。今後も、超高齢社会に生きる日本人の幸せを追求していくため、当社の使命として、冠婚葬祭を通じて貢献することに努めたい」

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19年間、親子で登場させていただいています

 

テーマは一見違うようでも、会長とわたしは、じつはまったく同じことを語っています。そう、2人とも「人間尊重」の大切さについて語っているのです。それは「礼」の一字に集約されます。そして、その考え方を世に広めることが「天下布礼」です。1966年の創業時から、わが社は「天下布礼」の旗を掲げてきました。それは現在も変わりません。


これからも「天下布礼」に努めます!

 

わが社は、本業の冠婚葬祭以外にもさまざまな活動に取り組んでいますが、それらはすべて人間関係を良くする、あるいは「有縁社会」を再生する試みなのです。佐久間会長の最新の著書である『礼道の「かたち」』(PHP研究所)、および拙著『ミッショナリー・カンパニー』(三五館)の内容をお読みいただければ、わたしの考え方は父である会長から受け継がれたものであることがわかるでしょう。 サンレーグループは、これからも「天下布礼」に努めていきます。


サンレー創立50周年記念祝賀会にて

 

2019年12月17日 一条真也