サンレー創立53周年記念式典

一条真也です。
18日は、サンレー創立53周年の日です。
この日、創立記念式典が開かれました。

f:id:shins2m:20191118093928j:plain神事のようす

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柏手を打つ佐久間会長

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拝礼するわたし

f:id:shins2m:20191118094816j:plain最後は一同拝礼!

 

朝から松柏園ホテルの顕斎殿で、役職者参加の神事が執り行われました。わが社の守護神である皇産霊大神を奉祀する皇産霊神社の瀬津神職が神事を執り行って下さいました。佐久間進会長に続き、わたしも玉串奉奠を行いました。会社の発展と社員のみなさんとそのご家族の健康を祈念しました。

f:id:shins2m:20191118095912j:plain会長とともに入場しました

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勇壮なふれ太鼓

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社歌斉唱のようす

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S2M宣言」唱和のようす

 

その後、500名を超える社員が参集して、「創立記念式典」が開催されました。最初に、佐久間会長とわたしが入場しました。まず、北九州紫雲閣の緒方支配人による「ふれ太鼓」で幕を明け、総務部の國行部長による「開会の辞」に続いて全員で社歌を斉唱し、それから折尾営業所の日大内田所長によって「経営理念」「S2M宣言」が読み上げられ、全員で唱和しました。

f:id:shins2m:20191118100812j:plain創立記念式典のようす

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会長訓示のようす

 

それから、佐久間会長の訓示です。会長はまず、「おかげさまで、53周年を迎えることができて感謝しています」と述べました。それから、最近の自身の健康事情に言及し、病気にならない身体をつくるための予防医学の重要性を訴えました。それから、「これからのわたしのテーマは養生です。みなさん、薬草を探しに一緒にピクニックに行きましょう!」と述べました。また、聖徳太子、神仏混合、宇佐神宮の話題などに触れた後で、「令和の時代は、不安の時代でもある」として、その最大の不安は「老老介護」であると述べました。最後は「超高齢社会の流れの中で、日本人の幸せを追求しましょう」と述べ、訓示を終えました。

f:id:shins2m:20191118103800j:plain社長訓示をしました

 

続いて、わたしの「社長訓示」の時間となりました。
わたしは、以下のような内容の話をしました。
無事に53周年を迎えることができて、大変嬉しく思います。これも日々、各部署で頑張って下さっているみなさんのおかげです。本当に、ありがとうございます。

f:id:shins2m:20191118103956j:plain「令和」の時代が始まりました !

 

5月1日から「令和」の時代が始まりました。
元号発表後に記者会見を開いた安倍首相によれば、「令和は、人々が美しく心を寄せ合う中で、文化が生まれ育つという意味です。典拠となった『万葉集』は幅広い階層の歌がおさめられた日本の豊かな国柄をあらわす歌集であり、こうした日本が誇る悠久の歴史と香り高い文化、四季折々の自然の美しさという伝統を後世へ繫いでいく。また、厳しい冬の後に花開かせる梅の花のように、国民ひとりひとりがそれぞれの花を大きく開かせることが出来る時代になってほしい。その想いを込めるにふさわしい元号として閣議で決定いたしました」と述べました。

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即位の礼」について

 

天皇陛下への御即位にあたり、日本文化の核ともいえる践祚(せんそ)と即位に関する儀式群が行われました。10月22日、「即位の礼」こと「即位礼正殿の儀」が無事に執り行われました。即位の礼は、日本の天皇践祚後、皇位を継承したことを国の内外に示す一連の国事行為たる儀式で、最高の皇室儀礼とされています。中心儀式となる「即位礼正殿の儀」は、諸外国における戴冠式即位式にあたります。

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大嘗祭」について

 

11月14日の夕方から15日の夜明けまでは、天皇陛下皇位継承に伴い、一世に一度だけ行う皇室伝統の大がかりな神事である「大嘗祭」が、皇居・東御苑で古式ゆかしく行われています。新天皇が五穀豊穣を感謝し、その継続を祈る神秘的な儀式です。即位の礼大嘗祭と一連の儀式を合わせ、「御大礼」とも称されます。儀式に携わる者として、いま、この時代に立ち会えた幸運に感謝し、新しい御代が誰にとっても平穏で、そして儀式の華ひらく時代となることを心より願う次第です。

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「礼の輪」を実現しよう! 

 

儀式は「礼」を形にしたものです。 「礼」をハードに表現したものがセレモニーであり、ソフトに表現したものがホスピタリティではないかと思います。令和の時代には、至るところで冠婚葬祭が大切にされ、「おめでとう」と「ありがとう」の声が行き交うハートフル・ソサエティを実現したいものです。「令和」の出典である『万葉集』に収められている和歌で最も多いのは相聞歌と挽歌、つまり恋愛と鎮魂がテーマです。まさに冠婚葬祭そのものではありませんか。
「令和」の時代、大いなる「礼の輪」を実現しましょう!
ちなみに、「礼の輪」とは冠婚葬祭互助会そのものです。

f:id:shins2m:20191118103902j:plain会社がなぜ儀礼を行うのか? 

 

さて、本日はわが社の創立記念式典が行われています。会社にとって、儀式とはどういった意味を持つのでしょうか。会社が主催する儀式や行事は入社式や退社式、創立記念式典や社長就任披露宴など、多種多様なものがあります。それらは一括して「会社儀礼」と呼ばれていますが、経済活動の主体である会社がなぜ儀礼を行うのでしょうか。

f:id:shins2m:20191118104515j:plain儀式とは「かたち」そのもの!
 

儀式とは「かたち」そのものです。結婚式とは、不完全な男女の魂に「かたち」を与えて完全なひとつの魂として結びつけること。葬儀とは、人間の死に「かたち」を与えて、あの世への旅立ちをスムーズに行うこと。そして、愛する者を失い、不安に触れ動く遺族の心に「かたち」を与えて、動揺を押さえ悲しみを癒すこと。このように儀式のもつ力とは、「かたち」によって発揮されます。

f:id:shins2m:20191118104825j:plain「かたち」を繰り返すことが大切! 

 

そして、会社儀礼のような集団儀礼においては「かたち」を繰り返すことが何よりも重要になります。何年も何年も同じやり方で儀式を繰り返すことは、若い人々に自分が今聞いていることは何年も前に年長者たちが聞いたことだという確信を与え、年長者たちには、未来の人々が自分の知っていることを知ることになるという確信を与えます。これによって、集団の精神的な縦軸がまるで姿勢の良い背骨のように真っ直ぐに立ちます。儀式の順序の確実さは、反応を強要することによってではなく、共通知識の生成を助けることによって組織の絆を強めると言えるでしょう。

f:id:shins2m:20191118104246j:plain「かたち」があるから「こころ」が収まる!

 

人間の「こころ」は、どこの国でも、いつの時代でも不安定です。だから、安定するための「かたち」すなわち儀式が必要なのです。そこで大切なことは先に「かたち」があって、そこに後から「こころ」が入るということ。逆ではダメです。「かたち」があるから、そこに「こころ」が収まるのです。人間の「こころ」が不安に揺れ動く時とはいつかを考えてみると、子供が生まれたとき、子どもが成長するとき、子どもが大人になるとき、結婚するとき、老いてゆくとき、そして死ぬとき、愛する人を亡くすときなどがあります。その不安を安定させるために、初宮祝、七五三、成人式、長寿祝い、葬儀といった一連の人生儀礼があるのです。

f:id:shins2m:20191118113718j:plain令和の時代は、互助会の時代! 

 

無縁社会」が叫ばれ、生涯非婚に孤独死や無縁死などが問題となる中、冠婚葬祭互助会の持つ社会的使命はますます大きくなります。いまや全国で2000万人を超える互助会員のほとんどは高齢者であり、やはり孤独死をなくすことが互助会の大きなテーマとなっているのです。わが社が行っている「隣人祭り」をはじめとした隣人交流イベント、グリーフケア・サポート、婚活サポート、さらには災害時の緊急避難所提供なども互助会に求められてきます。

f:id:shins2m:20191118105436j:plain新しき君の生まれし日の本に礼の光をわれら放たん 

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巨大スクリーンに道歌が!

令和の新時代となり、あらゆるものが変化しようとも、「相互扶助」をコンセプトとした冠婚葬祭互助会は不滅です。新天皇陛下、新しき君が誕生して、日本はさらに国際社会において輝きを放つことでしょう。「日本は太陽の国であり、サンレー太陽の会社です。日はまた昇ります。ぜひ、令和の時代に大いなる『礼』の光を放って、世の中を明るくしましょう!」と述べ、最後に「新しき 君の生まれし 日の本に 礼の光を われら放たん」という道歌を披露しました。

f:id:shins2m:20191118110138j:plain表彰式のようす

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表彰状をお渡ししました

 

「社長訓示」の後は、各種表彰が行われました。
まずは、「情報売上」上位者表彰(営業の部・内勤の部)の6名の方々に記念品を添えて、また、第24回「葬祭ディレクター技能審査」1級合格者表彰の3名の方々に金一封を添えて、社長であるわたしが表彰状をお渡ししました。

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サンレーおもてなし賞」の表彰をする佐久間会長

f:id:shins2m:20191118111030j:plain会場に向かって一礼する表彰者のみなさん

 

続いて、「サンレーおもてなし賞」の表彰式です。同賞を受賞された9人の方々に佐久間会長が金一封を添えて表彰状を渡しました。表彰されたみなさん、おめでとうございます。本当に、人こそが、わが社の宝です!

f:id:shins2m:20191118120047j:plain和のこえ」のようす

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がんばろー!

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最後はもちろん一同礼!

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会長とともに退場しました

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役員と表彰者の記念撮影

 

れから、全員で手をつないでのサンレー名物「和のこえ」です。営業推進部の小谷部長代理が音頭を取り、「がんばろー!」を大きな声で3回連呼し、記念式典が終了しました。その後、松柏園ホテルの写場へと移動し、役員と表彰者が揃って記念撮影しました。 

f:id:shins2m:20191118112709j:plain昼食会のようす

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冒頭、挨拶をしました

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ウーロン茶でカンパ~イ!

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美味しいお弁当をいただきました

 

記念撮影が終わると「柏の間」に移動し、受賞者の皆さんとの昼食会です。最初にわたしが挨拶し、「いくら立派なハードができても、わが社の強みは『人』です。みなさんは、わが社の誇りです。本当に、おめでとうございました!」と述べました。続いて玉中常務による乾杯の音頭で昼食会がスタート。会話の弾むなごやかな時間となりました。最後は松田取締役による中締めがありました。サンレーグループのみなさん、めでたく53周年を迎え、さらに一致団結して新しい時代を拓いていきましょう!

 

2019年11月18日 一条真也