石垣紫雲閣竣工式

一条真也です。
20日、東京から石垣島に入りました。ブログ「八重山第二紫雲閣起工式」で紹介した施設が「石垣紫雲閣」の名称で完成し、21日にその竣工清祓御祭の神事が行われました。場所は、沖縄県石垣市真栄里570-8です。

f:id:shins2m:20190620224345j:plain完成した「石垣紫雲閣

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石垣紫雲閣の前で

f:id:shins2m:20190621100857j:plain石垣紫雲閣の前は、さとうきび畑

f:id:shins2m:20190621100923j:plainざわわ、ざわわ、ざわわ・・・・・・

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前原支配人と

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控室のようす

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バス・ルームのようす

 

サンレーグループとしては、沖縄県で9番目、全国で79番目の(いずれも完成分)のセレモニーホール(コミュニティセンター)です。この日は、地元を代表する神社である出雲大社沖縄分社の東政廣様をお招きしました。開式の後、修祓之儀、降神之儀、献饌、祝詞奏上、清祓之儀を行いました。

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本日の神饌

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竣工神事のようす

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一同礼!

f:id:shins2m:20190621104449j:plain清祓之儀のようす

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この日は、四拍しました

f:id:shins2m:20190621105018j:plain拝礼しました

 

それから、玉串奉奠です。祭主に続いて、最初に株式会社サンレー社長であるわたしが玉串を奉奠しました。この日は出雲大社の作法に合わせて、二礼四拍一礼でした。それから、関係各位のみなさんが次々に玉串を奉奠しました。その後、撤饌、昇神之儀、そして閉式と、滞りなく竣工清祓神事を終えました。

f:id:shins2m:20190621105725j:plainちねん設計様に感謝状を贈呈

f:id:shins2m:20190621105903j:plain大進建設様に感謝状を贈呈

 

神事の後は、感謝状贈呈です。わたしは、設計を担当して下さった「ちねん設計」の知念様、建設を担当して下さった「大進建設」の石垣社長に心をこめて感謝状を金一封を添えて贈呈させていただきました。

f:id:shins2m:20190621110123j:plain主催者挨拶をしました

 

それから、主催者挨拶です。
わたしは、次のように挨拶しました。
「本日は晴天、このように立派なホールを建設できて、本当に嬉しく思います。これで、会員様に満足のゆくサービスを提供することができます。ぜひ、新施設で最高の心のサービスを提供させていただき、この地の方々が心ゆたかな人生を送り、人生を卒業されるお手伝いをさせていただきたいと願っています」

f:id:shins2m:20190621110145j:plain石垣島について話しました

 

また、わたしは石垣島について以下のように述べました。
石垣島琉球列島の最南端に位置する八重山諸島に属し、自然性の高い亜熱帯性常緑広葉樹林に覆われています。島の周辺にはサンゴ礁が発達し、多種のサンゴ類と熱帯性魚類を始めとする豊かな海洋生物が優れた海中景観を展開しています。また、白砂と灰岩の海蝕崖からなる自然海岸は、背後の山地部と前面に広がるリーフと一体となって独特の景観を構成するとともに、河口部の一部にはマングローブ林が見られるなど、多様性に富む亜熱帯の景観を特徴とします。石垣島は方言で「イシャナギシマ・イシャナギラシマ」といい、「石の多いところ」という意味です。

f:id:shins2m:20190621110238j:plain石垣島の星天について話しました

 

続けて、わたしは、石垣島の星天について述べました。
石垣島は日本でトップクラスの星空が見えることができ、別名「星の島」や「スターアイランド」などとも呼ばれます。国内唯一の「星空保護区」として国際認定されるなど、星空観測するのに最適な自然環境になっています。現地の言葉で「ティンガーラ」と呼ばれる天の川は一年中石垣島の夜空を彩り、毎日のように流れ星が見えます。また、本州では見ることのできない「南十字星」も見ることができます。

f:id:shins2m:20190621110331j:plainさとうきび畑」について話しました

 

さらに、わたしは「この石垣紫雲閣の前には、見事なさとうきび畑が広がっています。歌手の森山良子さんが歌って有名な『さとうきび畑』という名曲があります。作曲家の寺島尚彦さんが1964年に本土復帰前の沖縄を訪問した際、摩文仁の丘を観光して着想した作品です。第二次世界大戦末期の沖縄戦で戦死した人々が眠る、夏のさとうきび畑に流れる風の音が繰り返されます」と述べました。

f:id:shins2m:20190621110457j:plainさとうきび ざわわざわわと風に揺れ 青い空には紫の雲

そして、わたしは「第二次世界大戦を通して、沖縄の人々は日本で最も激しい地上戦を戦い抜きました。激戦沖縄戦を通して、日米両国、無数の人々が敵味方殺し合い、そして集団自決するという悲しい事実もありました。数え切れないほど多くの戦死者・自決者たちが今なお『さとうきび畑』の下に眠っています。名曲『さとうきび畑』の中では『ざわわざわわ』という風の音が66回も繰り返されますが、まさに慰霊と鎮魂の歌であり、わが石垣紫雲閣に最もふさわしい歌であると思います。この魂の港から多くの方をニライカナイへ導いてさしあげたいと願うばかりです」と述べ、最後に以下の道歌を披露しました。

 

さとうきび ざわわざわわと風に揺れ

   青い空には紫の雲(庸軒)

 

f:id:shins2m:20190621110649j:plain前原支配人の決意表明を受けました

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集合写真を撮影しました

 

その後、前原支配人より、この地の方々の人生の卒業式を心をこめてお世話させていただき、地域に愛される会館をめざしますという力強い決意を受け取りました。決意表明の後は、参加者全員で集合写真を撮影しました。

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直会でも挨拶しました

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石垣島への想いを述べました

 

それから直会が開かれました。神事に続いて、わたしが主催者挨拶をしました。わたしは、佐久間会長やわたしがいかに石垣島を愛しているか、そしてサンレーという会社がいかに沖縄の文化と相性が良いかということを「SUNRAY(太陽光)」「産霊」「讃礼」の3つのキーワードに添ってお話しました。そして、「セレモニーホールからコミュ二ティセンターへ。どうか、この地域の人間関係を良くするお手伝いをさせていただきたい」と述べました。

f:id:shins2m:20190621113012j:plain神酒拝戴のようす

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本日のお弁当

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直会のようす

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中締めの挨拶をする小久保本部長

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最後は「末広がりの五本締め」で

f:id:shins2m:20190621115045j:plainお疲れ様でした!

 

主催者挨拶の後は、出雲大社沖縄分社の東神職の発声で神酒拝戴となりました。直会は賑やかに進行していきましたが、最後はサンレー沖縄の小久保本部長の音頭によるサンレー恒例の「末広がりの五本締め」でお開きとなりました。なお、本日の「八重山毎日新聞」朝刊に竣工広告が掲載されました。開業記念プレゼントは、『決定版 冠婚葬祭入門』(PHP研究所)。30名様にプレゼントさせていただきます。

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八重山毎日新聞」2019年6月21日朝刊

 

 

直会の終了後、わたしは石垣空港に向かって、そこからANA1870便で福岡に飛びました。夜は小倉でロータリークラブの新旧理事懇談会に出席する予定です。ハードな毎日ですが、「天下布礼」のために頑張ります!

 

2019年6月21日 一条真也