三ヶ森紫雲閣竣工式

一条真也です。
22日の朝、小倉から車で八幡に向かいました。この日、「三ヶ森紫雲閣」の竣工清祓御祭の神事が行われるのです。わたしが現地に到着する直前、ケータイが鳴りました。全互協の儀式継創委員会の浅井秀明委員長(出雲殿社長)からでした。何かと思って電話を取ると、「東京オリンピックの開会式と閉会式のチケット、2枚づつ取れました。ぜひ、一緒に行きましょう!」と言うではありませんか。儀式のプロとして、ぜひ東京五輪の開会式か閉会式のどちらかは行きたいと思って各方面に当たっていたのですが、まさか両方とも行けるとは! 嬉しい! 浅井さん、すごすぎる!

f:id:shins2m:20190422105350j:plain完成した三ヶ森紫雲閣

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三ヶ森紫雲閣の前で

f:id:shins2m:20190422104650j:plain 自宅のような控室

f:id:shins2m:20190422104657j:plain休憩室

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 バスルーム

 

サンレーグループとしては、三ヶ森紫雲閣は福岡県内で38番目、全国で78番目(いずれも完成分)のセレモニーホール(コミュニティセンター)です。筑豊電気鉄道三ヶ森駅」近く、まるで自宅のリビングルームのような、ゆったりいとした最新控室を完備しています。一日一式のみご葬儀をお受けし、大切な人との最後の時間を心安らかに過ごせるよう、経験豊富なスタッフが真心込めてお手伝いいたします。

f:id:shins2m:20190422105215j:plain本日の式次第

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本日の神饌

f:id:shins2m:20190422110610j:plain竣工式のようす

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 一同礼!

 

神事の進行は、サンレー総務部の國行部長が担当。
竣工神事は地元を代表する神社である「鷹見神社」の波多野弘宣宮司にお願いしました。 開式の後、修祓之儀、降神之儀、献饌、祝詞奏上、清祓之儀を行いました。

f:id:shins2m:20190422111515j:plain清祓之儀のようす

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玉串奉奠で柏手を打ちました

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拝礼しました

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玉串奉奠のようす

f:id:shins2m:20190422113050j:plain神酒拝戴のようす

 

それから、玉串奉奠です。祭主に続いて、最初に株式会社サンレー社長であるわたしが玉串を奉奠しました。それから、関係各位のみなさんが次々に玉串を奉奠しました。その後、撤饌、昇神之儀、神酒拝戴、そして閉式と、滞りなく竣工清祓神事を終えました。

f:id:shins2m:20190422113358j:plain主催者挨拶をしました


それから、いよいよ主催者挨拶です。
わたしは、次のように挨拶しました。
本日、このように立派なホールを建設できて、本当に嬉しく思います。関係者のみなさまに心より感謝いたします。これで、会員様に満足のゆくサービスを提供することができます。ぜひ、新施設で最高の心のサービスを提供させていただき、この地の方々が心ゆたかな人生を送り、人生を卒業されるお手伝いをさせていただきたいと願っています。

f:id:shins2m:20190422113428j:plain三ヶ森について述べました

 

また、わたしは三ヶ森について、以下のように述べました。
三ヶ森が含まれる永犬丸・沖田、上津役地区では、昭和30年代の筑豊電気鉄道の開通や近年の土地区画整理事業の実施により開発された住宅地が共存し良好な居住環境を活かした済みやすいまちづくりが進んでいます。地域の中心を流れる「金山川」周辺には多数の化石層や遺跡が散在しており、八幡南地区は、藤の名所・吉祥寺やほたるの見所・黒川、畑貯水池など豊かな自然に恵まれています。

f:id:shins2m:20190422113307j:plain金山川について述べました

 

三ヶ森紫雲閣近隣に流れている川は金山川は八幡西区の西端に位置し、帆柱山を源に発します。金山というからには、昔、金の採掘が行われていたことが推測されていました。帆柱山には、帆柱新四国霊場の札所の、第60番「大日如来」が祀られているお堂があります。通称「金山さん」と言い、この霊場中では一番の難所だったと言われています。このお堂の直ぐ横に、金山の洞窟から出る水が滝となって流れ落ち、これが金山川として洞海湾に流れ込んでいます。昔は金山の洞窟から出る冷たい、清らかな水にうたれて修行する人も沢山いて、堂内に籠る方々もあったとのこと。滝の上に洞窟があり、ここが、黒田藩の命を受け、杉山家が金の採掘をしたと言われる金山の洞窟です。

f:id:shins2m:20190422113454j:plain 花のボランティア公園を紹介しました

 

また、金山川では、地元による河川愛護活動が大変活発であり、美化清掃活動や各種イベントが開催されています。昭和59年3月に桜を100本植樹して以後2年間に200本、合計300本の植樹をきっかけに春は桜・チューリップ・秋はコスモスと花の名所となり、現在 は金山川の花公園一帯を《花のボランティア公園》といっています。三ヶ森周辺では「金山川アートギャラリー」として地域住民や地元の学校から出展される絵画が川岸を飾り、芸術の秋を彩る地域の風物詩となっています。このように素晴らしい場所に三ヶ森紫雲閣がオープンする運びとなったのです。

f:id:shins2m:20190422113619j:plain美しき花咲き誇る金山の川の上には紫の雲(庸軒)

 

あと9日で、第126代の新天皇が誕生されます。
「令和」の時代になれば、あらゆるものが変わることでしょう。しかし、世の中には「変えてもいいもの」と「変えてはいけないもの」があります。変えてはいけないものとは、冠婚葬祭や年中行事などの「こころ」を豊かにする「かたち」です。わたしたちは、新時代においても日本人の儀式文化を守ってゆく所存です」と述べました。そして、最後は以下の道歌を詠みました。

 

 

美しき花咲き誇る金山の

 川の上には紫の雲(庸軒)

 

f:id:shins2m:20190422113748j:plain緒方支配人の決意表明を受けました

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決意表明を受け取りました

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緒方支配人とともに

f:id:shins2m:20190422114307j:plain集合写真を撮影しました

 

その後、緒方支配人より、この地の方々の人生の卒業式を心をこめてお世話させていただき、地域に愛される会館をめざしますという力強い決意を受け取りました。決意表明の後は、参加者全員で集合写真を撮影しました。
この日、直会は行われませんでした。その代わりに、松柏園ホテル謹製のお弁当が参加者にふるまわれ、わたしも持ち帰りました。美味しかったです。

f:id:shins2m:20190420124250j:plain「西日本」「朝日」「毎日」「読売」4月22日朝刊 

f:id:shins2m:20190313235236j:plain決定版 冠婚葬祭入門』(PHP研究所)

 

なお、「西日本」「朝日」「毎日」「読売」の各紙に竣工広告が掲載されました。拙著『決定版 冠婚葬祭入門』(PHP研究所)を抽選で30名様にプレゼントいたします。みなさま、どうぞ、ふるってご応募下さい!
オープニング見学会ですが、平成31年4月23日(火)~28日(日)、令和元年5月5日(日)・6日(月)に行われます。開業は令和元年5月7日(火)です。
「令和」への改元まで、あと9日です。

 

2019年4月22日 一条真也