渋谷の夜

一条真也です。
東京に来ています。26日の夜、「バク転神道ソングライター」こと鎌田東二先生と会食しました。場所は、鎌田先生行きつけの渋谷センター街にある「ビストロ・ラ・クッチーナ」。広末涼子のデビュー曲「MajiでKoiする5秒前」の歌詞のように「渋谷はちょっと苦手〜♪」なわたしですが、オヤジ狩りに遭わないように気をつけながら、頑張ってお店を訪れました。


石井匠(中央)、鎌田東二(右)のお二人と



この夜は、鎌田先生から1人の若き友人を紹介していただきました。
石井匠さんという1978年生れの考古学者です。國學院大學伝統文化リサーチセンターポスドク研究員、京都造形芸術大学非常勤講師、多摩美術大学芸術人類学研究所特別研究員、財団法人岡本太郎記念現代芸術振興財団『明日の神話』プロジェクトスタッフなどを歴任されてきました。


謎解き太陽の塔 (幻冬舎新書)

謎解き太陽の塔 (幻冬舎新書)

ブログ『謎解き 太陽の塔』で紹介した幻冬舎新書の著者でもあります。初めてお会いしましたが、気骨のある研究者でした。
石井さんは、「未来医師イナバ」こと東京大学医学部付属病院循環器内科助教の稲葉俊郎さんと対談されたこともあるそうです。稲葉さんといえば、鎌田先生とともに拙著『唯葬論』(サンガ文庫)の帯に推薦文を寄せて下さいましたが、同書を石井さんに贈呈しました。


石井さんとは、福岡県田川市赤村で発見された「卑弥呼の墓」と騒がれている前方後円墳のような地形をはじめ、古墳、縄文、岡本太郎國學院オウム真理教、アニメ・・・・・・さまざまな話題で盛り上がりました。岡本太郎の「太陽の塔」の正体はイエス・キリストだったというのが石井さんの仮説ですが、わたしは「『太陽の塔』ならぬ『月の塔』としての月面聖塔はゴータマ・ブッダを想わせるデザインにしたい」などと言いました。


渋谷駅前で見上げた月(「明日の神話」も見える!)



食事を終えて、わたしたちは歩いて渋谷駅まで向かいましたが、途中、渋谷の夜空に浮かぶ月を見上げました。28日が満月ですが、その日は皆既月食だそうです。そのことを「ムーンサルトレター」に書かないと!



2018年7月27日 一条真也