熊本大地震

一条真也です。
東京に来ています。ブログ「グリーフケアの夜」で紹介したように、昨夜は宗教学者島薗進先生、宗教哲学者の鎌田東二先生と3人で日本におけるグリーフケアの未来について語り合いました。


犠牲者の方々のご冥福をお祈りいたします



グリーフケアといえば、2011年3月11日の「東日本大震災」で一気に認知されました。わたしたちは、東日本大震災後のグリーフケアについても意見を交換しました。会食後、ホテルの客室に戻ってテレビをつけたところ、熊本で震度7の大地震が発生したことを知り、大変驚きました。テレビ局はすべてがこのニュースを報じており、事の重大さが伝わってきました。その緊迫感は、3・11のときを思い起こさせます。犠牲者の方々のご冥福を心よりお祈りいたします。



わたしは冠婚葬祭互助会の全国団体の会長を務めていますので、早速、これから専務理事と会って、現地の支援を検討したいと思います。
ブログ「全互連総会in熊本」で紹介したように、わたしが会長に就任した場所こそ、今回の地震の被災地である熊本でした。非常に複雑な心境です。
今日は10時から神谷町の互助会保証で「アジア冠婚葬祭業国際交流研究会」が開催され、わたしは先日のインド視察の総括報告を行います。
また、午後からは同所でブログ「『CORI』創刊」で紹介した冠婚葬祭総合研究所発行の機関誌のインタビュー取材を受けます。今朝はいつもより早起きして、それらの準備をしていました。


この富士山もいつか噴火するのでしょうか?



ふと、ホテルの客室から外を見ると、見事な富士山が見えました。
わたしは富士山を見ると、「きっと良い一日になる。今日も頑張るぞ!」と思うのですが、熊本大地震のことが頭から離れず気分は晴れません。昨夜、鎌田先生からのメールには「1万年に1度起こるような大爆発がいつ起こるかわからない危険状況である」「日本列島のみならず、地球全体に異変の予兆や証明がどんどん出て来ていると思っています。まさに、災害や戦争や疾病が頻発する『乱世=大中世』時代になっていると。その中で、『グリーフケア』や『スピリチュアルケア』や『臨床宗教師』が果たすべき役割は大きなものがあると思います」と書かれていました。今回は阿蘇山が噴火しなくて、本当に良かったです。わたしは、富士山を見ながら、「この山が噴火したら、どうなるのだろう?」と思わずにはいられませんでした。それでは、行ってきます!



*よろしければ、本名ブログ「佐久間庸和の天下布礼日記」もどうぞ。



2016年4月15日 一条真也