心から他人を助けようとすれば、自分自身を助けることにもなっている

一条真也です。
東京出張から北九州に戻ってきましたが、2月も残りわずか。
いやはや、時間の過ぎるのは本当に速いものですね。
発行部数18万部の「リビング北九州」連載の「一条真也の心に残る名言」の第34回目です。今回は、エマソンの「心から他人を助けようとすれば、自分自身を助けることにもなっている」です。


「リビング北九州」2月27日号



言葉は、人生をも変えうる力を持っています。
今回の名言は、アメリカの思想家であるR・W・エマソンの言葉です。エマソンは、「心から他人を助けようとすれば、自分自身を助けることにもなっているというのは、この人生における見事な補償作用である」と言いました。



与えるのが嬉しくて他人を助ける人にとって、その真の報酬とは喜びなのです。他人に何かを与えて、自分が損をしたような気がする人は、まず自分自身に愛を与えていない人でしょう。常に自分に与えて、なおあり余るものを他人に与える。そして無条件に自分に与えていれば、いつだってそれはあり余るものなのです。



真の奉仕とは、助ける人、助けられる人が1つになるといいます。どちらも対等です。相手に助けさせてあげることで、自分も助けています。相手を助けることで、自分自身を助けることになっています。



まさにこれは、与えること、受けることの最も理想的な円環構造と言えるでしょう。その輪の中で、どちらが与え、どちらが受け取っているのかわからなくなります。それはもう、1つの流れなのです。
まさに、「情けは人のためならず」ですね。



*よろしければ、本名ブログ「佐久間庸和の天下布礼日記」もどうぞ。



2016年2月27日 一条真也