俳句ほどすごいものはない!

一条真也です。
今年の3月から日本経済新聞電子版の「ライフ」で「一条真也の人生の修め方」を連載しています。隔週連載で、月に2本書いています。
本日21日、連載第10回目のコラムがアップされました。
タイトルは「俳句ほどすごいものはない!」です。



日本経済新聞電子版「ライフ」トップページ



トップページのトップ記事として、「俳句ほどすごいものはない!」が紹介されています。前回、高齢者にふさわしい老成と老熟の文化があるとして、それを「グランドカルチャー」と名づけました。短歌は若者向けの文化という側面がありますが、もちろん、俳句はグランドカルチャーを代表する文化です。わたしは、つねづね「俳句って、すごいなあ!」と思っています。



連載第10回「俳句ほどすごいものはない!



徘徊老人が問題になっていますが、徘徊とは歩き回ることです。そもそも歩くという行為は、人間にとってどんな意味があるのでしょうか。「スローライフ」の仕掛人の一人である辻信一氏によれば、スローライフへの入り口のひとつに「歩く」ということがあるそうです。歩くということは二種類あって、ひとつはA地点からB地点への移動。もうひとつは散歩です。



散歩の「散」はまるで目的が散ってしまっていることを示しているかのようです。あえて言えば、歩くというただそのことに満足している状態であり、そこは何でもありの世界になります。道草、横道、脇道、寄り道、回り道、遠回り、ブラブラ・・・立ち止まってもよし、引き返してもよし、迷ってもよし。これが散歩ということであり、徘徊とまったく意味が同じであることがわかります。目的なく歩きまわる徘徊とは、基本的に散歩であり、自由な精神の行為なのです。



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どうぞ、日本経済新聞電子版の「ライフ」を御覧下さい。
なお、第11回目のアップは8月4日(火)で、タイトルは「お盆について考えよう」です。8月は、日本人にとって慰霊と鎮魂の季節です。というのも、6日の広島原爆の日、9日の長崎原爆の日、12日の御巣鷹山日航機墜落事故の日、そして15日の終戦の日というふうに、3日置きに日本人にとって意味のある日が訪れるからです。そして、それはまさに「お盆」の時期と重なります。次回は、お盆の話をいたします。どうぞ、お楽しみに!



次回も、どうぞお楽しみに!


*よろしければ、本名ブログ「佐久間庸和の天下布礼日記」もどうぞ。



2015年7月21日 一条真也