戦艦「武蔵」発見!

一条真也です。
戦艦「武蔵」が発見されたというニュースには驚きました。
かのビル・ゲイツとともに米マイクロソフトの共同創業者として知られる巨額の資産を持つ投資家のポール・アレン氏が「武蔵の船体がフィリピンの海底で見つかった」とツイッターで明らかにしたのです。


NHK「NEWS WEB」より



これを受けて、広島県呉市にある「呉市海事歴史科学館大和ミュージアム)」の戸高一成館長(66)は「写真は武蔵の艦首周辺とみられ、菊の紋章がはめられていた場所と、その周辺のロープを通す穴やくぼみが、大和型戦艦の武蔵の特徴と一致する」と語ったそうです。そして「発見された海域や深度からいって、ほぼ間違いなく武蔵だ。今後、他の画像で沈んだ当時の様子が明らかになる可能性がある」と指摘しました。


約70年前の秋、大和型戦艦二番艦「武蔵」は捷一号作戦でレイテ沖に出撃しましたが、1944年10月24日に敵空母機動部隊の艦載機の猛攻によりシブヤン海に沈みました。これまで発見されることはなく、その沈没場所について諸説ありましたが、予想通りシブヤン海の水底で発見されたわけです。


戦艦「大和」と同様に、戦艦「武蔵」にも多くのご遺体が眠っています。
かつての巨大戦艦は、今や巨大な海底墓地となっているのです。
栄えある帝国海軍軍人として胸を張って武蔵に乗艦しながら、撃沈され命を失われた英霊に心からの鎮魂の祈りを捧げたいと思います。
それにしても、終戦70周年の今年に発見されるとは!
大和ミュージアムの戸高館長も「戦後70年に発見されたことにドラマを感じる。多くの人が過去の戦争で何があったのかを考え直すきっかけになれば」とコメントしておられます。わたしたちは、死者を忘れてはなりません。



*よろしければ、本名ブログ「佐久間庸和の天下布礼日記」もどうぞ。



2015年3月5日 一条真也