平成心学塾「経営篇」リニューアル!

一条真也です。
東京に来ています。
オフィシャルレクチャーサイト「平成心学塾」をリニューアルしました。


オフィシャルレクチャーサイト「平成心学塾」のTOP画面



この「平成心学塾」は、もともとはオフィシャルサイト「ハートフルムーン」の中のコンテンツの1つでした。しかし、オフィシャルサイト自体の情報量が膨大になってきたので、特に情報密度の濃い「平成心学塾」の内容を見直し、2010年にオフィシャルレクチャーサイトとして独立させたのです。


全18講座144文字となりました!



サイト内は「社会篇」「経営篇」「宗教篇」「文化篇」「読書篇」の5つの部門に分かれていますが、中でも朝礼やスピーチなどにすぐ使える「経営篇」へのアクセスが最も多いようです。
ということで、今回は、この「経営篇」を大幅にリニューアルしました。
講座数にして5講座、漢字数は36文字を追加し、全18講座144文字とし、すでに公開している一部の漢字についても内容を見直しました。


新しく追加された「慈のマネジメント



いま、本名ブログの「佐久間庸和の天下布礼日記」で「こころの一字」を紹介していますが、たった1字に深い意味を秘めている文字は、世界でも漢字だけです。そこには、人のこころを豊かにする言霊が宿っています。その意味を知れば、さらに、こころは豊かになるでしょう。今回は、わが社が展開する事業とも深いつながりがある「」や「」といった新たなハートフル・キーワードや日本文化、すなわち「おもてなし」の精神を端的に表現する漢字「」「」「」「」などを追加しました。



新たに第十四講〜第十八講が増設されました




この「経営篇」は、「」「」「」「」「」「」「」「」といったキーワードから始まっていることからもわかるように、そのベースを孔子の思想に置いています。わたしは40歳になるにあたって「不惑」たらんとし、その出典である『論語』を40回読みました。それ以降、誕生日を迎えるたびに再読し続け、古今東西の人物のなかでもっとも尊敬する孔子が開いた儒教の精神を重んじながら、「礼経一致」の精神で社長業を営んでいます。



わが社は冠婚葬祭業ですが、一般には典型的な労働集約型産業と思われています。これを知識集約型産業とし、さらに「思いやり」「感謝」「感動」「癒し」といったものが集約された精神集約型産業にまで高めたいのです。
「最大の人間通」である孔子の思想をもとにして、経営の源である人間の心を動かす法則を集めたのが「平成心学塾」の「経営篇」です。
古今東西の経営の智慧を渉猟し、人の心を動かす究極のツボをキーワード別のエッセイ・テイストでまとめてあります。



そこにはアレクサンダーもカエサルも、信長・秀吉・家康も、西郷や龍馬も登場します。もちろんわたしが孔子とともに敬愛するドラッカー安岡正篤中村天風も登場します。あらゆる視点から「こころ」を求める平成心学は、「何でもあり」なのです。平成心学塾は、これからの社会において最大の価値を持つ「人間の心」をあらゆる視点から追求し、すべての人々が幸福になれる道をさぐります。まさに「総合幸福学」を目指しているのです。


九国大孔子研究を教える



ブログ「九州国際大学の客員教授に就任しました」に書いたように、わたしは昨年から九州国際大学九国大、KIU)の客員教授となりました。
現在、将来の日本および世界を担う学生さんたちに、孔子ドラッカーの思想をテーマに「教養特殊講義」を担当しています。


湯島聖堂孔子像の前で

松下村塾の史跡にて



そんなわたしには、理想の教師として仰ぐ存在が2人います。1人は、もちろん孔子です。そして、もう1人は、吉田松陰です。誠に不遜ですが、孔子の「人徳」と松陰の「情熱」をともに求めていきたいです。


サンレー社長室にある孔子像と松陰像



わが社の社長室には、湯島聖堂で求めた孔子像および萩の松陰神社で求めた松陰像がともに置かれています。教師としての志を失いそうになったとき、わたしはいつも孔子像と松陰像を握りしめ、じっと見つめるのです。



もちろん、わたしは冠婚葬祭互助会の経営者であり、昨年からは業界の保守本流である全国冠婚葬祭互助会連盟(全互連)の会長にも就任しました。正直、時間がいくらあっても足りないほどです。



しかし、大学客員教授として講義するのも、作家として本を書くのも、けっして副業をしているのではありません。すべての活動は人間尊重思想を広めるための「天下布礼」の一環であると自覚しています。そして、「平成心学塾」は、「天下布礼」のための重要な舞台となります。


平成心学塾」に気軽にお立ち寄り下さい!



かつて、孔子の思想的子孫と言うべき明の王陽明は「心学」を開き、日本の石田梅岩は「石門心学」を唱えました。わたしは、「平成心学」としてのハートフル・マネジメントの地平を新たに切り拓きたいと考えています。
どうぞ、このリニューアルを機に、ぜひ「平成心学塾」に気軽にお立ち寄り下さい。ちなみに受講料は無料です。(笑)




*よろしければ、本名ブログ「佐久間庸和の天下布礼日記」もどうぞ。



2015年1月28日 一条真也