満月の文通

一条真也です。
今朝の「日本経済新聞」に、わたしが登場しました。
最終面の文化面にある「交遊抄」というコーナーです。
交友関係を語るコーナーで、もちろん全国版です。


日本経済新聞」10月18日朝刊



タイトルは、「満月の文通」としました。
わたしは、京都大学こころの未来研究センター教授である鎌田東二先生との出会い、そして現在に到る交際について述べました。以下の通りです。



「毎月、満月の夜になると、往復書簡を交わす。便箋に書くわけではなく、WEB上の文通だ。相手は、鎌田東二先生。京都大学こころの未来研究センター教授を務める宗教哲学者である。
出会いはもう20年以上も前になる。私が東京でプランナーをやっていたころ、『葬儀』をテーマに対談した。当時の先生は新進気鋭の神道研究者としてマスコミなどに広く知られていた。
私の父で、サンレー会長である佐久間進国学院大学民俗学を学び、かの折口信夫先生の影響が強い。それで、父は冠婚葬祭に興味を抱き、事業化したのである。その父も私も、鎌田先生のことを『現代の折口信夫』と認識していた。
先生は神職の資格も持っており、自分で作詞・作曲をして歌まで歌う『神道ソングライター』でもある。2001年に私が社長に就任した時、わが社の新しい社歌も作っていただいた。私たちはともに歌が大好きで、お会いすると、必ずカラオケボックスに直行して、2人で歌いまくる。先生はバク転が得意で、還暦を迎えた夜、比叡山の宙を何度も舞ったという。
一回り年長の人生の師との文通は、今月でなんと、100信目となる。
そのタイトルは、ムーンサルトレターという」


今朝の「日経新聞」の文化面に掲載されました



ちょうど、明日19日の夜が満月となります。
今夜は「月への送魂」を行って、明日は「ムーンサルトレター」の第100信を書く予定です。「交遊抄」の掲載は、100回記念の良い思い出となりました。
ちなみに、月の魔力に魅せられた鎌田先生もわたしも、ともに兎年です。



*よろしければ、本名ブログ「佐久間庸和の天下布礼日記」もどうぞ。



2013年10月18日 一条真也