「世界の書籍展」

一条真也です。
世界の書籍展」に行ってきました。
JR小倉駅に隣接した西日本総合展示場AIM3Fで開催されています。


世界の書籍展」に行きました



この展示は、現代に生きる青年たちに「読書」と「本」の大切さを伝えるイベントだそうです。16世紀の『プラトン全集』など古今東西の貴重本をはじめ、「知の宝石」と言われる豆本や文豪の直筆などが紹介されています。
さらにはジオラマ模型や立体本「ガリバーブック」などが展示され、名著の世界がダイナミックに再現されています。


世界の書籍展」の会場入口で



展示は、全三章から成っています。
第一章「世界の豆本」は、今井田勲コレクションの展示で、『コーラン』、ルネサンス期の本、シェイクスピア全集、フランスの教科書など約100冊の豆本が並べられています。世界一小さい本もあります。



第二章「名作は“人生”を楽しくする」には、ダンテ『神曲』、ミルトン『失楽園』、ユゴーレ・ミゼラブル』といった人類史に残る名著をはじめ、トルストイタゴールホイットマン、ミッチェルなど世界の文豪の初版本や直筆、世界に数冊しかない貴重な書籍や豪華に装丁された本が展示されています。わたしは特に、『風と共に去りぬ』の初版本、アンネ・フランクの直筆書、ウォルト・ディズニー本人の署名が入った手紙などが興味深かったです。



第三章「魂は“時代”を変える」では、「獄中のガンジー」「看護の先駆者・ナイチンゲール」「三重苦の人ヘレン・ケラー」などを題材に、「ガリバー・ブック」と呼ばれる世界初となる約2メートルの立体本が展示されています。
さらに特別展示として、模型の世界的祭典「ユーロ・リミテール」の情景部門で金賞を受賞した山田卓司氏による『三国志』『おやゆび姫』『ハックルベリー・フィンの冒険』などのジオラマ模型が展示されています。


本の王国で心を遊ばせました



わたし自身、本が大好きな人間なので、とても楽しかったです。
短い時間ながらも、本の王国で心を遊ばせることができました。
主催の「世界の書籍展」北九州実行委員会では、チラシの「ご案内」の中で「活字文化の復興がより一層求められている昨今、人類がこれまで本を通じて胸躍らせてきた発見と感動を、5000年の時を経て未来へ、読書を楽しむはるかな旅を感じて頂ければ幸いです」と書いています。
なお、「世界の書籍展」は入場無料で、今月24日まで開催されています。
本が好きな方は、ぜひ行かれてみて下さい。



*よろしければ、本名ブログ「佐久間庸和の天下布礼日記」もどうぞ。



2013年10月19日 一条真也