「ガリガリ君」論争に物申す

一条真也です。
ブログ「無礼者日本一決定戦の開催を!」に書いたように、わたしは自称「社会学者」の古市憲寿氏と参議院議員山本太郎氏とのガチンコ・トークショーを今日6月26日に開催することを提案していました。
しかし、どうもそのような動きはなかったようです。それどころか、山本氏は24日にも無礼なふるまいをしたことが判明しました。またしても相手は安倍晋三首相ですが、今度は焼香に合掌ではなく、変な質問をしたのです。


ヤフー・ニュースより



「ガリガリ君を収支報告書に計上していた」 山本太郎、党首討論で突如「安倍攻撃」というネット記事には、以下のように書かれています。
参議院選挙が2016年6月22日に公示されてから最初の党首討論が24日、報道番組『NEWS23』(TBS系)で開かれたが、ここでも『政治とカネ』の話を巡りヒートアップする場面があった。生活の党と山本太郎となかまたち山本太郎氏が安倍晋三首相に対し、『ガリガリ君』の購入を収支報告書に計上していた、などと突如追及を始めたのだ。安倍首相は『個人攻撃じゃないか』と反論、きまずい空気が流れた」



東京都知事舛添要一氏が政治資金の公私混同問題で6月21日に辞職したこともあり、山本氏は「舛添さんの問題は『非常にセコかった』ということを日本中が共有した問題だったと思うんですね。政治資金が政治活動に関係あるのかということに使われたことに関しても、非常にみなさん怒りを持った」と述べました。その後、「そのセコさ、そのやり方っていう部分に関しては、負けず劣らずといいますか、安倍総理も、たとえば『ガリガリ君』というアイスクリームであったりとか、そういうものにも支出をしている。少額に対する領収書に対して開示をされた内容から分かってきたらしいんですけれども」と言い出したのです。



驚いた安倍首相は「私は全然知らないですよ。いきなりこんなところでそんなこと言われても。事実かどうかは調べますけど」と困惑しつつも反論しました。しかし、山本氏はなおも「おかしいですよ。フェイスブックで秘書がその件に関して『今日は一緒にコンビニに行って、これを買ってもらったんだ』ということに関しても、裏が取れているということで、記事にされている」と言い張ります。安倍首相は「私の支出で買っているんですから、そんなもの政治資金で買いませんよ」と言えば、山本氏は「コンビニの領収書が計上されているんです。政治資金、収支報告書にも載っているということは明らかになっている」と続けます。完全に2人だけのやり取りになったそうです。

 

とんだ「ガリガリ君」論争の勃発ですが、ブログ「ガリガリ君が好き!」ブログ「ガリガリ君も、すげえぞ!」にも書いたように、わたしはガリガリ君が三度の飯より好きです。というか、自宅での夕食後には必ず食べています。そんなガリガリ君を、わたしはいつも、松柏園ホテル小倉紫雲閣の中間地点にあるコンビニの「ポプラ」で購入しております。ガリガリ君が品切れになっていたら、わたしが買い占めたと思って下さい。



公式サイト「プロフィール」の「好きな食べ物」にも「豆、野菜、海藻、ガリガリ君」と、ちゃんと記しています。公私共に認める「ガリガリ君」好きのわたしですので、安倍首相と山本氏の論争を看過することはできません。
山本氏の追及によれば、安倍首相はコンビニで「ガリガリ君 コーンポタージュ」を自分と秘書の分の2本購入したとか。2012年当時の税込価格で126円なので、本当だとすれば購入額は252円となります。天下の総理大臣が、252円のアイスキャンデー代を経費で落としたりするでしょうか?


これが「ガリガリ君 マンゴー&ピーチ」だ!!

一口かじれば、天国へ行ける!



山本氏は出演後の6月25日(24日深夜)に、「ガリガリ君食べて寝よーっと。 ちなみに自腹ね」とツイートしているとか。本当に無礼な男ですが、彼はガリガリ君の何味を食べているのでしょうか。安倍首相が購入したというコーンポタージュ味はもう売られていませんし、今なら「マンゴー&ピーチ」が最高です。はっきり言って、この世にこれ以上美味しいものはないです。某芸能人が覚醒剤で逮捕されたようですが、クスリなんか必要なし!
わたしはこれを一口かじれば、天国へ行けます。


こりゃ、たまらん! マンゴー&ピーチ最高!



かつて流行した「ティラミス」だの「パンナコッタ」だの「ナタデココ」だのといったスイーツを食べたときも「美味しいな」とは思いました。しかし正直言って、「ガリガリ君」に比べれば屁のようなものでした。日本はついに、人類史上最高のデザートを発明しましたね。あっぱれ、赤城乳業
というわけで、わたしがこの論争に関して物申したいのは、一番美味しいのは「ガリガリ君 マンゴー&ピーチ」だということです。さあ、これからガリガリ君食べて、「サンデー毎日」の原稿書こうっと。ちなみに自腹ね。(笑)


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2016年6月26日 一条真也

入棺体験

一条真也です。
今日は、大変貴重な体験をしました。
一度死んで、それから生まれ変わったのです。


イベントで「入棺体験コーナー」を設置



本日、「サンクスフェスタ in小倉紫雲閣」が開催されました。
全国の終活フェアなどで人気を呼んでいる「入棺体験」コーナーも設置しましたが、お客様が来る前に、自分でも試しに棺の中に入ってみました。普通サイズの棺だったので、ちょっと窮屈でしたが、なんとか体が納まりました。


わたしも棺の中に入ってみました



棺に入って目を閉じると不思議な感じで、本当に自分が死んだような気がしました。わたしは「これまでの人生に悔いはないか」と振り返り、自分の人生をフラッシュバックしてみました。すると、いろんな想いが次から次へと思い浮かんできました。亡くなった方の気持ちが想像できたように思います。


わが人生を振り返りました



入棺体験は、自分を見つめ直す行為になると実感しました。わたしは「わたしが人生を卒業する日はいつだろう。いずれにせよ、今日は残りの人生の第1日目だな」と思いました。そして、実際の自分の葬儀は湿っぽくせずに、明るいわたしのカラオケ愛唱曲を流してほしいなと思いました。
春ならば、サザンオールスターズの「彩〜Aja〜」
夏ならば、矢沢永吉の「時間よ止まれ」
秋ならば、佐野元治の「SOMEDAY」
そして冬ならば、北島三郎の「まつり」を流してほしいです♪


生まれ変わったつもりで頑張ります!



本当は1時間ぐらい入っていたかったのですが、お客様をご案内する時間が迫ってきたので、しぶしぶ棺から出なければなりませんでした。
わたしは、「死」と「再生」を疑似体験することができました。
一度死んだと思って、生まれ変わったつもりで頑張りたいです!



わたしは、「葬式は、要らない」とか「もう親を捨てるしかない」とか言われている方にも入棺体験をしていただきたいなと思いました。
きっと、その方の葬儀に対する考えも一変するかもしれません。
みなさんも「入棺体験」の機会があれば、ぜひお棺にお入り下さい。
そこには、思いもしなかった豊かな精神世界が待っていますよ!



(追伸)このブログ記事を読まれた「バク転神道ソングライター」こと宗教哲学者の鎌田東二先生から「棺体験、ブログ、拝読しました。わたしの知り合いの女性は、毎日、棺に入って眠っているそうです。彼女は棺をベッド代わりにしているのです。毎日どんな『死と再生』を経験しているのでしょうか」というメールが届きました。わたしは、「その方は、吸血鬼だと思います」と返信いたしました。すると、鎌田先生から「はい。吸血鬼に憧れているようなかわいい女性です」との返信が! うーむ、もしかしてゴスロリ



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2016年6月26日 一条真也

世界格闘技の日

一条真也です。
6月26日は、「世界格闘技の日」です。40年前の1976年6月26日、プロレスラーのアントニオ猪木とプロボクサーのモハメド・アリが「格闘技世界一決定戦」を行いました。そんな記念すべき日なのですが、日本記念日協会が「世界中が注目し、その偉業は現在へ続く全世界レベルでの総合格闘技の礎となった試合」と評価し、正式に記念日に制定したのです。


「世紀の一戦」のことは、よく記憶しています。わたしは中学1年生でした。
試合は土曜日の昼間に行われ、米国へも衛星生中継されました。日本ではその日の夜にも再放送され、昼夜合わせて視聴率は50%以上を記録しました。本当はわたしは学校を休んで昼間のテレビ観戦をしたかったのですが、親が許してくれませんでした。今から思えば、なぜあれほど話題性のある(視聴率が取れる番組)を土曜の夜か、日曜日に行わなかったのでしょうか。当時は今のように週休二日は普及しておらず、土曜日はみんな学校や会社に行っていたのです。また、今のようにネットが発達していたら、昼間の試合結果はすぐ情報拡散して、夜の番組では視聴率が望めなかったでしょう。


そんなふうに思っていたところ、『永久保存版 アントニオ猪木vsモハメド・アリ40周年記念特別号』週刊プロレス責任編集(ベースボールマガジン社)を読んで、長年の謎が解けました。同書の「猪木vsアリはすべての原点である」という記事に以下のように書かれていたのです。
「当日のゴングは米国のゴールデンタイムに合わせて午前11時50分に設定され、米国、カナダ、英国の約170カ所でクローズドサーキットも実施された。つまり日本よりも海外での生中継が最優先されたことになる。よって日本では昼の時間に中継された後、夜にも再放送(!)。なおかつNHKのニュースでも報じられたことを考慮すると、日本のみならず世界規模で非常に注目度の高い一戦だったことは間違いない」


試合は、猪木が寝転がった状態からアリの足に蹴りを仕掛け、アリのパンチが届かず攻めあぐねる展開でした。結局、両者決め手に欠け、15ラウンド引き分けに終わりました。 当時、ルール説明の不徹底から酷評された一戦も、アリ側からの厳しい要求によるルール上の制約があったためで、猪木側にとっては不利なルールであったことがのちに判明しています。現在の総合格闘技でも、片方が寝て、片方が立っている状態を「猪木・アリ状態」と表現し、寝ている選手が放つ蹴りは「アリキック」と呼ばれています。
いま、DVDで「世紀の一戦」を観直すと、15Rをひたすら寝て闘う猪木の姿に感動すら覚えます。


じつは、アリは猪木戦以外にもプロレスの試合を何度も行っていました。
アリは幼少の頃より大変なプロレスファンだったと自伝にも書いています。
アリ少年のアイドルは「吸血鬼」「銀髪鬼」と恐れられた大ヒールのフレッド・ブラッシーでした。後年のアリのビッグマウスは、ブラッシーから影響を受けたとされています。熱心なプロレスファンであったアリは、プロレスの仕組みを熟知していました。アリと戦ったレスラーたちは、アリに完敗することを事前に義務づけられたワークをリング上で演じたのでした。


アリは、当然ながら猪木戦も同じようなワークをやるものだと思って来日にしたといいます。しかしながら、猪木はアリと真剣勝負で闘う決意であることを知り愕然とします。アリは、自分が負けるとは思っていないにしても、万が一ケガをさせられては大損害だと焦りました。その結果、アリ陣営が猪木に突き付けたのが、かの「がんじがらめルール」でした。華やかには欠けたものの、世紀の一戦は、正真正銘セメントマッチ(真剣勝負)だったのです。現在でいうMMA(総合格闘技)の原点でした!


ブログ『1976年のアントニオ猪木』で紹介した本で、著者の柳澤健氏は猪木・アリ戦について詳しく書いています。その柳澤氏は現在発売中の「ゴング」14号で「『INOKI 1976』最新の語り部が猪木vsアリ戦の深層を語る。」として、同誌のインタビューに答えています。そこで柳澤氏は、「アリには“殺してしまうかも”という恐怖があり、猪木には“ヘビー級チャンピオンのパンチをまともに食らったらどうなるかわからない”という恐怖があった。そこに踏み込む猪木さんはやっぱり凄いよ!」と語っています。


ゴング 14号 (Town Mook)

ゴング 14号 (Town Mook)

また、同じインタビュー記事で、柳澤氏は以下のようにも語ります。
「40年前に、レスラーとボクサーの真剣勝負が存在して、しかもやったのがアントニオ猪木モハメド・アリだったということが凄い。UWFもPRIDEも、みんな猪木vsアリの延長線上にある。総合という概念を生み出した佐山(サトル)さんの発想だって、猪木さんの異種格闘技戦が原形なんだから、偉大としかいいようがない」
わたしは、この柳澤氏の発言に100%同意します!


ブログ「世界最強の男」にも書きましたが、わたしは幼少の頃から強い男に憧れていました。「柔道一直線」の主人公・一条直也に憧れ、「空手バカ一代」の大山倍達に憧れ、ウルトラマン仮面ライダーに憧れました。
誰の発言だったかは忘れましたが、「男は誰でも、最初は世界最強の男を目指していた」という言葉が強く印象に残っています。


「世界最強の男」に憧れていました!



小さい頃、男の子は誰でも強くなりたいと願う。それが叶わないと知り、次に「世界で最も速く走れる男」とか「世界で最も頭のいい男」とか、長じては「世界で最も女にモテる男」や「世界で最も金を稼ぐ男」などを目指す。つまり、世界最強の男以外の「世界一」はすべて夢をあきらめた落ちこぼれにすぎないのだという意味ですね。極論のようにも思えますが、「速さ」や「賢さ」や「魅力」や「金儲け」などより、「強さ」こそは男の根源的にして最大の願望であることは事実かもしれません。


ブログ「アリよさらば!」にも書いたように、今月4日、プロボクシングの元世界ヘビー級王者モハメド・アリが、アメリカ・アリゾナ州の病院で死去しました。死因は敗血症性ショックとのことで、74歳でした。
今日は、「ザ・グレーティスト」であったアリを偲ぶ日でもあります。
また、この「世界格闘技の日」の制定をきっかけに格闘技ブーム、プロレスブームがもう一度起こることを心から願っています。
それにしても、人生最大のライバルと戦えた猪木氏は幸せな方ですね。
1ヵ月後の7月27日、わたしは島田裕巳氏と対戦、もとい対談します。



*よろしければ、本名ブログ「佐久間庸和の天下布礼日記」もどうぞ。



2016年6月26日 一条真也