一条真也です。
ロサンゼルス・ドジャースのワールドシリーズ連覇には胸が高鳴りました。ドジャースの大谷翔平投手は1日(日本時間2日)、ブルージェイズとのワールドシリーズ第7戦に「1番・投手」で投打同時出場。投打では3回途中5安打3失点。バットでは2安打3出塁の活躍でした。
ヤフーニュースより
ドジャースは21世紀初のワールドシリーズ連覇を達成。この瞬間、大谷選手に史上初の偉業の可能性が近づき、改めて「GOAT」「何の疑問もなく史上最高のアスリート」と米ファンも絶賛しています。米データ会社「オプタ・スタッツ」は試合後に自社X(旧ツイッター)を更新。「MLB・NBA・NFL・NHLの歴史上、チーム加入後の最初の2シーズンでMVPを獲得し、さらに優勝も同時に達成した選手はこれまで1人もいない。ショウヘイ・オオタニは史上初の選手になるだろう」と紹介しました。
大谷選手は2023年12月にドジャースと10年総額7億ドル(当時1014億円)で契約を結びました。1年目の昨季は前人未到の「54本塁打&59盗塁」を達成し、自身初のワールドチャンピオンになりました。また、シーズンでは自身3度目のMVPを受賞。そして加入2年目もドジャースは頂点に立ち、大谷自身もMVPの最有力候補と目されています。米ファンたちは、「オオタニはあらゆるスポーツの中でも最も偉大なアスリート」「史上最高」「彼が達成するのは時間の問題だ」などと言っています。全米野球記者協会のMVPは13日(同14日)に発表されます。大谷の戴冠となれば3年連続4度目。歴代単独2位に浮上し、最多7回のバリー・ボンズに肉薄します。
ドジャースはブルージェイズとのワールドシリーズ第7戦で延長戦で勝利したわけですが、大谷投手の降板後、山本由伸投手は6番手で救援して無失点。シリーズ3勝目を挙げ、MVPに輝きました。21世紀初の連覇を達成したドジャースのロバーツ監督は、日本人選手3選手を称賛しています。大谷選手については「翔平は野球界を代表する顔であり、世界的な期待と重圧を背負っています。彼がやったことは、ナショナルリーグのMVPに選ばれるでしょう。彼の功績は本当に特別なことです。素晴らしい人間であり、素晴らしい闘志を持っています」、山本投手に対しては「由伸は野球界でトップクラスの投手だ。彼は今シーズンとポストシーズンでそれを示したと思います。精神的な要素、そして揺るぎない闘志を兼ね備えています」と、それぞれ称えました。
連覇を喜ぶドジャースの日本人3選手
さらに、ロバーツ監督は佐々木朗希投手に対しても「朗希は若い選手で、序盤は本当に苦労しましたが、健康を取り戻し、本当に大きくチームに貢献しました。今年の朗希は大きな成長を遂げており、日本の皆さんは自分たちの選手をとても誇りに思っていると思いますし、我々は彼らを獲得できたことをとても幸運に思っています」とコメントしています。佐々木投手はシーズン序盤はケガもあり苦しみましたが、シーズン終盤から中継ぎとして存在感を発揮。ポストシーズンでも9試合3セーブ、防御率0.84とチームの弱点だった中継ぎ陣を支えました。大谷・山本・佐々木の日本人トリオの活躍は本当に素晴らしい!

「鬼滅の刃」の炭治郎・善逸・伊之助
何よりも日本人に夢と勇気を与えてくれます。現在、ドジャーズの日本人トリオとともに世界で大旋風を起こしているのが「鬼滅の刃」です。ブログ「劇場版『鬼滅の刃』無限城編 第一章 猗窩座再来」で紹介したアニメ映画は7月18日に公開されましたが、日本を含む全世界で大ヒット。その勢いは止まらず、2025年に公開されたすべての映画の中で全世界興行収入第1位という前代未聞の大記録に向けて爆走しています。わたしには、大谷・山本・佐々木の3選手が「鬼滅の刃」の主要キャラクターである炭治郎・善逸・伊之助の3人の鬼殺隊士の姿に重なってきます。「鬼滅の刃」の世界的大ヒットの秘密に迫った拙著『「鬼滅の刃」と日本人』(産経新聞出版)は12月4日に発売が決定しました。アマゾンをはじめとするネット書店での予約受付も開始しました。どうぞ、よろしくお願いいたします!

12月4日発売。予約受付開始!
*よろしければ、本名ブログもお読み下さい!
2025年11月3日 一条真也拝