親子でウェディング体験会

一条真也です。
24日、松柏園ホテルの新館「VILLA  LUCE」で「夏休み! 親子でウェディング体験会」が開催されました。小学生とその家族ら約100人が参加しました。


厳かな雰囲気のチャペル式

 

コロナ禍を経て、じつに5年振りの人気イベント復活です。子どもたちは本格的なチャペルウエディング、そして披露宴の模擬体験を行っていただきました。そしてイベントのクライマックスでは「感謝の手紙」披露を行い、子供たちそれぞれが大切な親、そして友人へ「感謝の気持ち」をかたちにて発表しました。

感謝のお手紙を新婦へプレゼント

 

コロナ禍で結婚式や披露宴へ参加できなかった方々も多くいるようです。加えて、いま入籍のみで結婚式を済ませる、いわゆる「ナシ婚派」が入籍者の約半数を占めていると言われています。その3大理由は「経済的事情」「さずかり婚」「セレモニー行為が嫌」だとされます。3位の「セレモニー行為が嫌」については、感謝の「こころ」を「かたち」にして届けるという婚礼本来の意味が伝わっていないからだとされています。

幸せを天に届けるバルーン・リリース

 

近年、「生涯未婚率の上昇」や「少子化の進行」は社会問題化しています。わが社では、子どもたちが普段学校では教わることができない「結婚の意味」について考える機会を設けることにしました。人生における結婚式の重要性はもちろん、自分の気持ちで言葉を伝えることの大切さ、家族や友人など大切な人の存在に、改めて気づくきっかけ作りを支援していきたいです。昔は「いとこのお姉ちゃんの結婚式に参加して、花嫁さんに憧れました」みたいな話が多かったですが、最近では少なくなりました。お子さんたちに結婚式を体験してもらう意義は大きいと考えます。

今日の思い出を込めたエンドロール

 

そこで、わが社では、2016年「婚礼本来の意味」を伝える新プロジェクト「親子でウエディング体験会」を開始したのです。地元の小学生とその親を対象に、経験豊かなウエディングプランナーを講師として、「結婚式」本来の意味を伝え、また「チャペルウエディング」や「披露宴」などを通じ、結婚式の模擬体験を行なっていただく内容となっています。5年ぶりの開催となりましたが、大好評でした。ぜひ来年も行いたいと思います。

 

ブログ「冠婚葬祭文化振興財団の理事長に就任しました」でも紹介したように、このたび、わたしは、一般財団法人  冠婚葬祭文化振興財団の理事長に就任いたしました。わたしは、冠婚葬祭とは文化の中の文化、『文化の核』であると思っております。冠婚葬祭という「かたち」を守ることは日本人の「こころ」を守ることです。冠婚葬祭文化の振興という仕事を天命ととらえ、全身全霊、命をかけて取り組む所存です。お子さんたちに初宮祝い・七五三・成人式・結婚式・長寿祝い・葬儀、法事法要なのどの意味と意義を説く『こども冠婚葬祭』という本も書くつもりです。

 

2024年8月24日  一条真也