東京から金沢へ

一条真也です。
19日の午前中、水天宮のホテルで「出版寅さん」こと内海準二さんと各種の打ち合わせをしました。父・佐久間進の伝記マンガ『すすめ、進くん!』宗教哲学者の鎌田東二先生との対談本古事記と冠婚葬祭~神道と日本人』宗教学者島薗進先生との対談本『宗教と儀礼とケア』の打ち合わせなどです。収穫の多い打ち合わせでした。

東京駅丸の内口の前で

東京駅丸の内口エントランスにて

 

内海さんとの打ち合わせを終えると、わたしはホテルをチェックアウトして東京駅に向かいました。東京駅の丸の内口に到着すると、北陸新幹線の乗り場へ。そこから、13時24分発の北陸新幹線はくたか565号に乗車。

はくたか565号で金沢へ!

はくたか565号の車内で


車内では読書しました

 

車内では、読書しました。この日は、『怪異と妖怪のメディア史』村上紀夫著(創元社)を読みました。怪異研究の権威である西山克が「怪異は情報にすぎない。」と書いてから20年が過ぎました。その間、多くの怪異「情報」研究が生み出されましたが、果たしてそれらは怪異が「情報」であるということにどこまで自覚的であったのか? 本書は、髪切り・一目連・石塔磨き・雀合戦・流行正月などの記録を新たに博捜し紹介・解読しながら、主に近現代の歴史社会学の分野で隆盛のメディア史的手法を用いて、近世怪異の新たな相貌を描く野心的研究です。わたしが愛してやまない泉鏡花ゆかりの金沢へ向かうときは、こういう怪異や妖怪の本が気分を盛り上げてくれます。


途中、長野を通過しました


糸魚川も通過しました


黒部宇奈月温泉を通過

 

北陸新幹線はくたか565号は、長野を経由して金沢へ向かいます。わたしは読書をしながら、車窓から長野、糸魚川、黒部宇奈月温泉などの風景を眺めました。どこも秋めいており、旅情をそそります。いつの間にか、わたしの頭の中では「いい日旅立ち」のメロディーが流れていました♪ 先日亡くなられた谷村新司さんによる名曲です。わたしは、YouTubeの「いい日旅立ち」をイヤホンで聴きました。「帰らぬ人たち 熱い胸をよぎる せめて今日から一人きり旅に出る♪」という歌詞がありますが、この歌はまさにグリーフケアのナンバーであることを再確認。改めて、偉大なミュージシャンの冥福を祈りました。

JR金沢駅に到着しました

JR金沢駅の出口で

 

JR金沢駅には、16時17分に到着しました。気温は25度でした。駅のホームにはサンレー北陸の郡事業部長、改札口には東専務が迎えに来てくれました。金沢駅は観光客で大いに賑わっていました。わたしは日本で一番金沢が好きなので、金沢駅前の光景を見ると嬉しくなります。本当は北九州を離れてこっちに永住したいくらいですが、これからは最低でも月に一度は必ず金沢に来たいと思います。明日は北陸総合朝礼と北陸本部会議に参加します。


ホテルから見たJR金沢駅前のようす

 

2023年10月19日 一条真也