小倉から静岡へ

一条真也です。
8月に入って、さらに暑くなりましたね。
2日、わたしはJR小倉駅に向かいました。
互助会業界の会合で静岡に出張するためです。
今日は本当に暑いので、帽子を被っていきました。

JR小倉駅の前で

新幹線のぞみ28号に乗りました

 

現地では、全互協の新旧の正副会長が集合します。昨日、業界の大先輩にあたる大物経営者の方の訃報に接し、みんな悲しみに包まれています。現地では、その話も出ることと思います。小倉駅からは12時31分発の新幹線のぞみ28号に乗って、まずは神戸を目指しました。夏休みというのに、車内はガラガラで、貸し切り状態でした。やはり、全国的な感染拡大の影響でしょうか?

のぞみ28号の車内で


夏休みなのに、車内はガラガラ

読書をしました

 

すでに昼食は済ませていましたので、車内では読書をしました。『映画評論家への逆襲』荒井晴彦森達也白石和彌井上淳一共著(小学館新書)を読みました。コロナ禍で苦戦する全国のミニシアターを応援すべく、4人の映画脚本家・監督が行なったオンライントークショーの記録です。この4人は、単なる作品論、監督論を逸脱して、世評の高いヒット作をこき下ろし、名作の裏事情を暴露し、大監督を疑い、そして意外な作品をほめるという、かつてない映画座談会となりました。その濃厚かつ超辛口な内容をあますところなく伝える1冊で、興味深く読みました。


JR新神戸駅に到着しました


JR新神戸駅で乗り換え

 

JR新神戸駅には14時29分に到着。ホームには機動隊のような人々がたくさんいて、ものものしい雰囲気でした。新神戸駅にはいつも警官がたくさんいる印象ですが、どうやら暴力団対策の関係のようですね。小倉という平和な街に住んでいると、暴力団と言われてもピンと来ませんが。ホームにいた警官たちがわたしの方を見たので、ちょっとドキッとしました。「今日はハットも被って、サングラスもしているのでヤクザに間違えられたら嫌だなあ」と思いましたが、大丈夫でした。わたしは、同じホームから、14時34分発の新幹線ひかり512号に乗り換えました。そして、一路、目的地である静岡を目指しました。


ひかり512号の車内で


こちらもガラガラでした

ここでも読書をしました

 

ひかり車内もガラガラでしたが、その後、姫路駅から117の山下社長(全互協会長)が同じ車両に乗ってこられました。山下さんも静岡に行くのです。ひかり車内では、また読書をしました。『映画評論家への逆襲』は読み終わったので、今度は『見るレッスン 映画史特別講義』蓮實重彥著(光文社新書)を読みました。著者は、1936年東京生れ。映画評論家、フランス文学者。東京大学教養学部教授を経て、東京大学第26代総長。映画雑誌「リュミエール」の創刊編集長も務めました。本書の「はじめに」には、「まず読者の皆様にお伝えしたいのは、世間で評判になっている映画だけを見るのではなく、評判であろうとなかろうと、自分にふさわしいものを自分で見つけてほしいということです。とにかく、ごく普通に映画を見ていただきたい。蓮實個人の視点など学ばれるにはおよびません。もっぱら自分の好きな作品だけを見つけるために、映画を見てほしい」とあります。『映画評論家への逆襲』の帯には「勝手に観るな、この映画はこう観ろ」と書かれていますが、『見るレッスン』の帯には「他人の好みは気にするな、勝手に見やがれ!」と書かれています。メッセージが真逆で面白いですね。


JR静岡駅に到着しました


JR静岡駅のホームで

 

JR静岡駅には16時37分に到着しました。駅の改札口を出たところに、静岡を代表する冠婚葬祭互助会である「あいネット静岡」の杉山社長をはじめ、全互協の正副会長のみなさんが待っていて下さいました。その後、わたしたちは送迎のバスへ。明日の朝は一番で東京に向かい、5日は埼玉県の大宮で行われるお通夜に参列いたします。

 

2022年8月2日 一条真也