「日王の湯」のリニューアルオープン&集マルシェ

一条真也です。
今日は、6月12日の日曜日です。
長女の結婚式および結婚披露宴から、早くも1週間が経過しました。なんだか信じられません。

日王の湯」の入口で


「集マルシェ」が開催されています!


エントランスのようす


上野焼コーナー

 

さて、わが社は、昨年9月より福岡県田川郡福智町にある「ふるさと交流館 日王の湯」を運営しています。このたび、大規模なリニューアル工事が行われ、リニューアルオープン記念イベント「日王の湯 集マルシェ(あつマルシェ)」が開催され、わたしも行ってきました。


「集マルシェ」にようこそ!

「集マルシェ」のようす


「集マルシェ」のようす


焼き芋を買いました

日王の湯」リニューアルを記念してマルシェを開催。フランス語で「市場」を意味する通り、二日間各日30店舗の魅力溢れるブースが日王の湯に登場しています。野菜やドライフルーツ、ジャムなどの食べ物から、アクセサリーやハンドメイド雑貨など、見るだけでも楽しめるお店がお客様をお待ちしております。また、佐世保バーガーをはじめとしたキッチンカーも出店! 目玉イベントは無料抽選会です。特賞の液晶テレビをはじめ、女性も嬉しいアイマッサージャーなど豊富な景品をご準備しています。


「壺湯」のようす


「壺湯」のようす

 

リニューアルされた男女露天風呂には、「壺湯」がオープン。その新しい癒しの壺湯アートの壁面を飾るのは、国指定伝統的工芸品上野焼」の六窯による名品です。釉薬が多種多様である「上野焼」は他の陶器等と比較して、極めて軽く薄づくりであるという特徴を持っています。五感に心地よい、土の持つ素朴さと力強さの中に「薄づくり」の上品さが香るその特徴は現在にも受け継がれています。日王の湯で壁面を彩る上野焼は「庚申窯・光修窯・昇龍窯・天郷窯・渡窯・守窯」の歴史ある六窯です。温泉とアート空間で焼物の土と水と火を感じ、心と体を癒すことができる新たな温浴スタイルを楽しむことができます。

「SORAキャンプ」がオープン!

「SORAキャンプ」のようす


新しいリラクゼーション空間です!


テントの中で瞑想しました

また、このイベントと同時に館内リラクゼーションスペース「SORAキャンプ」が新規リニューアルオープン! 星空をイメージした空間には10棟の広々としたかまくら風ドームが点在しています。湯上りのご家族やお友達同士でゆったりとくつろぐことができます。現在、大切な家族や友達と一生の思い出作りが叶うグランピングがブームですが、「SORAキャンプ」はまさにグランピング空間です。ぜひ、一度、非日常な体験をお試し下さい!


似顔絵コンテスト


互助会加入で安心!


社員・パート大募集


レストランのようす


天刺定食(1500円)


美味しかったです!

 

日王の湯」の運営については、これまで福智町が設立した「一般財団法人健康交流体験協会」が指定管理者として運営を行ってきましたが、令和3年度の施政方針に掲げた民間力の導入・企業連携による持続可能な行政規模への効率化を推進する福智町と、会員サービスの拡充と互助会の新規会員の募集などを目的とした策として温浴施設の活用を模索していたわがサンレーのニーズが合致し、指定管理協定を締結。令和3年9月よりわが社が「日王の湯」の新たな指定管理者として運営を担うことになりました。


物販コーナーに立ち寄る


メロンパンとアップルパイを買う


野菜も品定め・・・・・・


外にはキッチンカーがたくさん!


たこ焼き&からあげを買いました

 

運営の方向性として、まず最も重視するのは福智町民の皆様に認められる存在となれるかということだと考えています。多くの福地町民の方にご利用いただき、福智町民の皆様に愛され、そして親しまれる施設を目指します。もう1つの方向性は、会員制組織であるわが社の互助会を支えていただいている約30万世帯の当社会員の皆様にご利用いただきたいと考えています。温泉で心と体を癒していただき健康な生活を送っていただける一助となればと考えています。この「日王の湯」で縁社会を乗り越えて有縁社会を再生する、いわば「湯縁社会」を呼び込みたいです!


日王の湯」の名称は、当館の南側にある「日王山」より命名されています。『金田町史』や『嘉穂郡誌』に記された神話によると、この日王山には「日王」と呼ばれる方丈の瑞石(仏像を刻んだ長さ2メートル、幅40センチほどの自然石)があると書かれています。日王山の頂上から尾根伝いに北へ200メートルほど行ったところに、常楽寺跡の平地があります。この平地の西側に、仏像を刻んだ石柱があるのです。大きさは幅40センチ、長さ2メートルほどの自然石です。この石が「日王」と呼ばれる方丈の瑞石です。英語で言えば、KING  OF  SUN!


『養生訓』で有名な貝原益軒は、『筑前国風土記』の中で、方丈の瑞石のことを「豊前筑前の国境に日王殿(ひおうでん)という、長さ7尺ばかりの石仏がある。その側にお寺があったと見えて礎石が残っている。近くには池があったという。何というお寺か』と書き記しています。また、金田町史や頴田町史にも、『日王と呼ばれる方丈の瑞石』があるから、この山を『日王山』と称するようになった。『方丈の瑞石』は宗像三女神の時代から、この山にあった」と書いています。



「日王」と呼ばれる石は、宗像三女神の時代から存在していたと書かれています。宗像三女神が、天照大神の命を受けて宇佐から筑前国、宗像の移り住む途中、日王山に立ち寄って休憩していました。その側にあった方丈の瑞石を見て、母神の天照大神のことを想い物思いにふけっていたことから、この山を「日思山」とも言うと書いています。「日王」といえば太陽の神様、天照大神のことだと推察できます。景行天皇の御代になって、山頂に日王殿をご神体とし、天照大神と三女神を祭神とする「日王神社」が創建されました。

 

このように「日王」とは、太陽の神様である天照大神ともゆかりが深く、「太陽光」を意味するわが「サンレー」との縁も感じます。福智町は、平成18年3月6日に福岡県田川郡の旧赤池町・旧金田町・旧方城町の三町が合併して誕生しました。福岡県のほぼ中央に位置し、直方市北九州市香春町田川市糸田町飯塚市と隣接しています。北九州・福岡の両都市の中心からそれぞれ約45キロメートル、約35キロメートルの距離にあります。つまり、福岡県の当社事業展開エリアのほぼ中央に立地することになります。この点も本事業を計画してく上での大きなポイントでした。


福智町の中央部で彦山川中元寺川が合流し、貫流しています。標高901メートルの秀麗な福智山がそびえ、その山頂一帯は北九州国定公園に指定されています。高さ25メートルの滝が小渓谷をなす上野峡の近くには400年以上の伝統を誇る国指定伝統的工芸品上野焼(あがのやき)」の窯元が点在し、陶芸の里となっています。また、「かもめの水兵さん」「うれしいなひなまつり」などでお馴染みの、数多くの童謡を作曲した河村光陽氏の生誕地でもあります。町内には樹齢520年以上の天然記念物「迎接の藤」(県指定文化財)や樹齢600年の「虎尾桜」(町指定文化財)があり、開花シーズンになると大勢の花見客でにぎわいます。豊かな自然と文化に彩られながら、福智町は観光・教育をはじめとする人の活力を生かしたまちづくりを展開しています。みなさんも、どうぞ、福智町の「日王の湯」にお越し下さい!

 

2022年6月12日 一条真也