一条真也です。
わたしは、これまで多くのブックレットを刊行してきました。わたしのブックレットは一条真也ではなく、本名の佐久間庸和として出しています。いつの間にか44冊になっていました。それらの一覧は現在、一条真也オフィシャル・サイト「ハートフルムーン」の中にある「佐久間庸和著書」で見ることができます。整理の意味をかねて、これまでのブックレットを振り返っていきたいと思います。
今回は、『ハートフル♡ライフ〜心ゆたかに生きる』をご紹介します。2009年5月1日に刊行したブックレットです。朝日新聞発行「はつらつ新聞ひまわり」連載コラムの2007年5月25日分〜2008年9月26日分をまとめたものです。
このブックレットの目次構成は以下の通りです。
●「ハートフルって何?」
●「すべての人に笑顔を!」
●「江戸の年代しぐさに学ぶ」
●「敬老文化で、みんな生き生き!」
●「おにぎりは思いやりのシンボル」
●「秋の夜長は、賢者になろう!」
●「挨拶ほど大切なものはない!」
●「サンタさんはいるの?」
●「愛する人を亡くした人へ」
●「人間関係がキーワード」
●「卒業式のシーズンに思う」
●「もうすぐ、母の日ですね」
●「人類の教師たちに学ぶ」
●「同窓会に行こう!」
●「義を見てせざるは勇なきなり」
●「幸福になる法則とは」
●「究極の成功法則とは」
いま、「ハートフル」という言葉を色々なところで目にしたり、耳にしたりします。じつは、わたしが25年前に『ハートフルに遊ぶ』という本を書き、はじめて生み出した言葉です。そのせいで、「ハートフルって何ですか?」とよく聞かれます。
現代は高度情報社会です。IT社会とも呼ばれます。ITとはインフォメーション・テクノロジーの略ですが、重要なのはI(情報)であって、T(技術)ではありません。その情報にしても、技術、つまりコンピューターから出てくるものは過去のものにすぎません。情報社会の本当の主役はまだ現れていません。本当の主役、本当の情報とは何でしょうか。情報の「情」とは、心の動きに他なりません。本来の情報とは、心の動きを報せることなのです。だから、真の情報社会とは、心の社会なのです。
そこで「ハートフル」が出てきます。「ハートフル」とは、思いやり、感謝、感動、癒し・・・・・あらゆる良い心の働きを表現する言葉です。それは仏教の「慈悲」、儒教の「仁」、キリスト教の「愛」などにも通じます。それは自らの心にあふれ、かつ、他人にも与えることのできるものなのです。このブックレットには、わたしが「心ゆたかな人生」について、さまざまな角度から考えたコラムが17本収録されています。
2021年10月23日 一条真也拝