感染者555人の東京から金沢へ!

一条真也です。
7日の午前中いっぱい、紀尾井町のホテルのラウンジで「出版寅さん」こと内海準二さんと打合せをしました。次回作である『心ゆたかな読書』について項目や装丁を詰めました。「サンデー新聞」に連載中の「ハートフル・ブックス」で取り上げた本のうち、珠玉の150冊を紹介するブックガイドです。7月刊行予定。お楽しみに!

f:id:shins2m:20210407164733j:plain東京駅丸の内口の前で

f:id:shins2m:20210407120006j:plain東京駅丸の内口エントランスにて

 

打合せを終えると、わたしはホテルをチェックアウトして東京駅に向かいました。東京駅の丸の内口に到着すると、北陸新幹線の乗り場へ。今日は、久しぶりにピンクの不織布マスクを着けました。九州や東京では桜は散ってしまいましたが、これから向かう金沢は兼六園をはじめ、まだ咲いているという情報を得たからです。思えば、今年の桜は早く咲いて、早く散ってしまいました。

f:id:shins2m:20210407165321j:plain北陸新幹線はくたか563号を背景に

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車内は貸し切り状態でした

 

それにつけても、首都圏の緊急事態宣言解除を花見シーズンに行ったことは大失敗だったと思います。案の定、解除後、感染者が目に見えて増えてきました。今日の東京の感染者は2度目の宣言解除後最多となる555人でした。大阪はなんと過去最多の878人で、大阪府全域で聖火リレーの中止が決まったそうです。ちなみに、これから向かう金沢市の今日の感染者は16人です。

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車内のようす

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車内サービスの弁当を食べました

 

わたしは、12時24分発の北陸新幹線はくたか563号に乗車しました。この日は久々にサービス再開したグランクラスに乗車しましたが、乗客は終点の金沢までわたし1人だけでした。貸し切り状態です。昼時だったので、車内サービスで出された小さなお弁当をいただきました。

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食後は読書をしました 

論語―心の鏡 (書物誕生-あたらしい古典入門)

論語―心の鏡 (書物誕生-あたらしい古典入門)

  • 作者:橋本 秀美
  • 発売日: 2009/09/29
  • メディア: 単行本
 

 

食事を終えると、いつものように読書をしました。今日は、『『論語』 心の鏡』橋本秀美著(岩波書店)を読みました。5月の連休明けに我が国の儒教研究の第一人者である加地伸行先生(大阪大学名誉教授)と「礼」について対談させていただくことになったので、これから『論語』や儒教に関する資料を読み込みます。同書は岩波の「書物誕生 あたらしい古典入門」シリーズの1冊ですが、名著の声が高いにもかかわらず品切れ状態が続き、古書価が高騰している本です。『論語』を長い歴史の中からどのように中国当地の世代、世代の人たちが当時の社会背景の中での価値観で、その意味を理解しようと努めていたことが詳しく書かれています。非常に面白く、勉強になりました。

f:id:shins2m:20210407141338j:plain車窓からの眺め

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車窓からの眺め

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グランクラスのデッキで

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金沢駅に到着しました

 

目が読書に疲れると、車窓から外の風景を眺めました。長野や黒部のあたりはまだ雪が積もっていました。富山のあたりから雪は消えて、のどかな景色が広がっていました。金沢駅に到着したのは、15時20分でした。金沢は気温13度でしたが、けっこう寒く感じました。兼六園の桜は、辛うじてまだ咲いているそうです。駅のホームには、サンレー北陸のマリエール小松の伊藤支配人、改札口には東専務が迎えに来てくれました。明日は、北陸本部会議に参加してから、福岡に戻ります。

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JR金沢駅前で

 

2021年4月7日 一条真也