まちがいを改める習慣をつけよう!

一条真也です。
神戸から小倉に戻ってきました。
「月刊リトル・ママ」2020年4月号が刊行されました。朝日新聞社系の「ママと子どもの明日を応援!!」するフリーペーパーで、各幼稚園などに配布されます。わたしは同紙で「一条真也のはじめての論語」というコラムを連載しています。拙著『はじめての「論語」 しあわせに生きる知恵』(三冬社)の内容をベースに、毎月、『論語』の言葉を紹介していきます。

f:id:shins2m:20200316155000j:plain「リトル・ママ」2020年4月号

 

第4回目は「子曰く、過ちて改めざる、是れを過ちと謂う」という言葉を紹介しました。『論語』の衛霊公編に綴られた有名な教えです。孔子はこう言いました。「過ちをおかしたとしても、その過ちに気づいたら、次からは改めればいい。気づいたのに改めようとしないのが、ほんとうの過ちなのですよ」。

 

人は誰でもまちがいをします。完全な人間なんていないからです。まして、小さな子どもだったらなおさらです。親として、子どもがまちがったことをしたらどのように対応するのが良いのでしょうか。一番良いのはどこがまちがっていたのかを落ち着いて見直して、改める手助けをすることです。そして、なんでまちがったのかを子どもと一緒に考えてあげることが大切です。まちがいの原因をきちんと理解してすぐに改めることができれば、それはもうまちがいではありません。

 

まちがったことがわかっていても、適当にごまかしてしまおうとするのが、本当のまちがいなのです。そして、ごまかせばごまかすほど、また、もっと大きなまちがいをするものです。子どもたちがまちがったことをした時には、叱って終わりにせず「なんでこうしちゃったんだろうね、ママと一緒に考えてみよう」と声をかけ、まちがいを改める習慣をつけてみてはいかがでしょうか。

 

はじめての「論語」 しあわせに生きる知恵

はじめての「論語」 しあわせに生きる知恵

  • 作者:一条真也
  • 発売日: 2017/07/07
  • メディア: 単行本
 

 

2020年3月16日 一条真也