「まつり」熱唱

一条真也です。
25日の夜、沖縄から北九州に戻りました。ブログ「沖縄祝賀会」で紹介した行事をもって、一連のサンレーグループ新年行事がすべて終了しました。1月4日の北九州にはじまって、9日の大分、10日の宮崎、16日の北陸、そして25日の沖縄と新年祝賀会を行ってきましたが、毎回、わたしは北島三郎の国民的名曲「まつり」を歌いました♪

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北九州で歌いました♪

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大分で歌いました♪

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宮崎で歌いました♪

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北陸で歌いました♪

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沖縄で歌いました♪

 

各地の演出は趣向を凝らして“ド派手”です。龍が舞い、「祭」の巨大団扇や「天下布礼」の幟、大漁旗などが振られます。衣裳もアップデートしています。宮崎では必勝ハチマキを巻きましたが、北陸では金のハチマキに変わり、沖縄では黄金のロングガウンの下に“かりゆし”を着込んでいます。わたしのテンションも上昇する一方ですが、動画を観た妻が発した一言は「血管切れんようにね」でした。女には男のロマンが理解できないようです。(苦笑)
なお、動画を視聴された某全国紙の記者さんは「入場時の口上をはじめ、一条さんのパフォーマンスにはアントニオ猪木の影響を感じますね」と分析して下さいました。
それはともかく、ブログ「まつり」にも書きましたが、この歌は会場が一体となる、本当に日本人の心性に合った素晴らしい歌です。ある程度の年齢以上の日本人で、この歌を嫌いな人はあまりいないのではないでしょうか。まさに、「日本のうた」です! 


北島三郎記念館の入口の前で

サブちゃんにマジ惚れました!

 

わたしは、サブちゃんの魅力の虜となり、「まつり」を数え切れないほど歌ってきました。最初の出逢いは、2016年の5月12日に訪れたブログ「北島三郎記念館」で紹介した北海道・函館の施設でした。北島三郎記念館はフロア構成となっており、1階がエントランスおよびグッズ販売スペース(グッズショップ)、2階には出生から現在にいたるまでのサブちゃんの半生とディスコグラフィ(2013年7月現在、全232曲のジャケットを展示)を歴史別に綴った「ヒストリー・ゾーン」、3階にはサブちゃんの代表曲である「まつり」の特別公演のフィナーレの臨場感を可能な限り機械で再現した「シアター・ゾーン」と等身大の北島のブロンズ像が設置されていました。


「三郎まつり」の始まりだ!!

竜の目が妖しく光る!

あ、人影が出現!

おお、サブちゃん!!

竜の上には七福神、その上にサブちゃん!!

左スクリーンでも熱唱!

右スクリーンでも熱唱!

中央の本物(?)は、ど熱唱!!

もう、すごすぎる!!

終了後、等身大のブロンズ像と握手!

 

この「まつり」のパフォーマンスは度胆を抜く迫力でした。竜の上に七福神が乗って、さらにその上にサブちゃんが乗る。この三重構造は、まるで古代インドの宇宙論のようで、シュールでした。ディズニーランドでおなじみのオーディオ・アニマトロニクス(動く人形)のサブちゃんが大いに歌い上げます。両側には巨大スクリーンがあり、ライブ映像が流れます。もうこれ以上すごいものはこの世にないというぐらいの迫力でした。じつは、わたしは『まつり』という歌がずっと嫌いでした。会社をおかしくした人物がいつも歌っていたからです。でも、生まれて初めて、この歌を心の底から「いいね!」と思いました。シアターの外に出ると、等身大のブロンズ像があり、わたしは握手をしながら、「ありがとうございました!」と深々と礼をしました。


道後温泉で歌いました♪

山代温泉で歌いました♪

沖縄の忘年会で歌いました♪

小倉のカラオケボックスでも歌いましたよ♪

東京のカラオケスナックでも歌いましたね♪

全国3136人中で1位になりました!

 

それから「まつり」の魅力に取りつかれたわたしは、全互連の懇親会で、会社の宴会で、それから私的な飲み会で、何度も「まつり」を歌いました♪ 東京のカラオケスナックで歌ったときには全国3136人中で1位になったこともあります。そう、「まつり」はわたしの十八番なのです。いつも、イントロ部分で「年がら年じゅう、お祭り騒ぎ! 初宮祝に七五三、成人式に結婚式、長寿祝に葬儀を経て法事法要・・・人生は祭りの連続でございます」という口上を述べてから歌います。

 

儀式論

儀式論

 

 

日本人は、祭りが大好きです。子どもにとっては、夜遊びのワクワク感をともない、祭りはひたすら楽しいイベントです。大人になるにつれ、命がけのお祭り、勇壮なお祭り、優美な祭りに心を奪われます。どんな祭りにも日常とは違った空気が流れており、そこに惹かれるのかもしれません。小倉っ子であるわたしは、「無法松の一生」で有名な小倉祇園太鼓の季節になると血が騒ぎます。
では、祭りとは何でしょうか。拙著『儀式論』(弘文堂)の「祭祀と儀式」でも詳しく書きましたが、祭りは自然と人間と神々との間の調和をはかり、その調和に対する感謝を表明する儀式です。


祭りだョ、全員集合!

 

「まつり」というやまと言葉の原義は「神に奉(つか)へ仕(つかまつ)る」であることを国学者本居宣長は『古事記伝』で説いています。「まつり」の語源は「たてまつる」の「まつる」、すなわち「供献する」「お供えする」ことに由来するというのです。たしかに「祭り」のはじまりは「神と人との関係」にありました。でも、現在では「人と人との関係」に重心が移動してきているのではないでしょうか。古来より、日本の祭りは人間関係を良くする機能を大いに果たしてきました。ともに祭りに参加した人間同士の心は交流して、結びつき合うのです。

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第69回「NHK紅白歌合戦」で平成最後の熱唱!

 

まつり」は、そんな日本人のためのソウル・ソングであると思います。たとえ平成が終わり、元号が新しくなっても、日本人は日本文化の根幹を支える「祭り」と「冠婚葬祭」を大切にしなければなりません。わたしは、これからも国民的名曲である「まつり」を熱唱し続けるでしょう。

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これからも熱唱し続けます!

 

2019年1月26日 一条真也拝