月見会   

一条真也です。
31日の夜、「月の織姫」こと築城則子先生の工房で「月見会」が開かれました。いつもは秋の開催なのですが、今年は1月の開催です。この1月31日は月が地球に近づいた状態で満月となる「スーパームーン」、1か月に2度めの満月となる「ブルームーン」そして、皆既月食で月が赤く染まる「ブラッドムーン」が重なった「スーパーブルーブラッドムーン」が観測できます。


築城先生の工房へ・・・

満月をイメージした料理



「月ノリ子」と名乗るほど月が大好きな築城先生が開く月見会は、最高に風流です。まさに、宴そのものがアートであるとさえ思います。いつもは、わたし一人で八幡の猪倉にある工房にお邪魔するのですが、今回は夫婦でお伺いしました。わたしは、小倉織のネクタイを着用していました。すでに宴席の準備が整っており、後は宴を待つばかりでした。最初の前菜のお皿はいつものように満月をイメージした丸いものづくし。わたしは、その美しさに目を奪われました。


小倉織のネクタイで伺いました

月見会のようす



築城先生特製の鳥鍋やメインディッシュのカレーも美味でした。これまで毎回参加させていただいていますが、ホスピタリティ・サービス業に関わる者として大変勉強になります。縁側にはススキと団子も飾られていました。心づくしの「おもてなし」に妻も感動していました。


築城先生が鳥鍋を作って下さいました

大変美味しかったです。温まりました!

メインのカレーも美味でした!



今夜は、猪倉の上空に神秘的な満月が昇りました。夜も更けてくると月も上へと移動します。余計な照明のない猪倉の山の稜線が黒いシルエットとなり、満月を中心にシャガールの絵画みたいに幻想的な「青い夜」を浮かび上がらせました。この上ない絶景に、参加者の方々も大喜びでした。そして、その後に皆既月食の天体ショーを堪能しました。


明るい今夜の[スーパームーン

1か月に2度めの満月となる「ブルームーン

皆既月食を見る人々



まことに月は良いもんです。魂を癒してくれます。
月光こそは、最高のグリーフケアの力を持っています。
名月を肴に親しい人たちと一緒に過ごす時間は最高です。
IT社会ですが、こうやって実際に人と人とが会う機会は大切ですね。
ITが進歩するばかりでは、人間の心は悲鳴をあげて狂ってしまいます。やはり、人が集う機会がたくさんある社会でなければなりません。今夜も、有意義かつ楽しいひと時を過ごすことができました。築城先生、今年も素敵な時間を本当にありがとうございました。



2018年2月1日 一条真也