同志の還暦祝い

一条真也です。
昨夕、金沢から帰ってきました。北九州も寒いです。
わたしは、 終活WEB「ソナエ」で「一条真也のハートフル・ライフ」を連載しています。「日本の心」や「心ゆたかな生き方」をテーマに月に2回、コラムをお届けしております。その第25回目が本日アップされました。



終活WEB「ソナエ」



第25回のタイトルは「同志の還暦祝い」です。TOP画面には「還暦祝いは終活開始のセレモニー」の大見出しで、還暦を記念した同窓会で、赤いチャンチャンコを着る参加者(同窓会ネット提供)の写真が掲載されています。また、「お祝いに『赤』を贈るワケは?」「運命的な10年前の再会」「還暦祝いは終活開始のセレモニー」の見出しが添えられています。
出版プロデューサーの内海準二さんという方がいます。先日、内海さんと東京の某ホテルの最上階のBARでお会いました。内海さんが60歳になるので、還暦のお祝いをしたのです。近年、30歳前後を「アラサ―」、40歳前後は「アラフォー」、50歳前後は「アラフィフ」と呼びます。60歳前後は伝説の名俳優・嵐寛寿郎をもじって「アラカン」と言うそうです。



同志の還暦祝い



還暦は第2の誕生とされ、生まれ直すといって赤子のように赤色の衣服や頭巾などを贈って祝います。還暦に贈る赤色は、赤子に贈る赤い品々になぞらえています。では、なぜ、赤色なのでしょうか。
赤色は、朱色や紅色なども含めて祝意を表すもので、縁起物や祝事の膳椀、酒樽などに使用されました。それとともに、魔除けの意味でも赤色は重視されました。わたしは、赤のチャンチャンコの代わりに、内海さんに「還暦祝い」として、ラルフ・ローレンの赤いVネックセーターをプレゼントしました。



決定版 終活入門』(実業之日本社)が紹介されています



わたしの著書・編著・監修書などを「一条本」と呼んでいるのですが、現在、80冊ある「一条本」のうち、じつに38冊が内海さんが関わった本です。その中には、『ロマンティック・デス〜月を見よ、死を想え』(幻冬舎文庫)、『愛する人を亡くした人へ』(現代書林)、『葬式は必要!』(双葉新書)、そして「終戦70年の昨年上梓した『永遠葬』(現代書林)、『墓じまい・墓じたくの作法』(青春新書インテリジェンス)などの終活関連本もたくさんあります。今回は、その名も『決定版 終活入門』(実業之日本社)が紹介されました。
還暦祝いは、一連の長寿祝いのスタートです。考えてみれば、長寿祝いとは終活の区切りであり、還暦祝いは終活開始のセレモニーかもしれません。赤子のような無垢な心に還った内海さんとはぜひ、これからも終活界の「最強のふたり」を目指したいと思います。



次回は1月26日にアップの予定です!



次回の「一条真也のハートフル・ライフ」は、1月26日(火)にアップされる予定です。タイトルは「無縁社会を乗り越える映画『縁(えにし)』」です。日本映画「縁(えにし)The Bride of Izumo」を観ました。今や日本を代表する美人女優である佐々木希がヒロインに迎え、出雲出身の新鋭堀内博志が監督を務めています。撮影監督は巨匠クリストファー・ドイルです。「神話の国」として日本の原風景を残す島根県出雲市を舞台に、時間や空間を超えた人間同士の不思議なつながりを描いています。この映画を観て、わたしは「縁」というものについて考えました。次回はそんなことを書きます。どうぞ、お楽しみに!



*よろしければ、本名ブログ「佐久間庸和の天下布礼日記」もどうぞ。



2016年1月15日 一条真也