「月刊仏事」にお墓本が紹介されました

一条真也です。
「月刊 仏事」10月号(鎌倉新書)が届きました。
ブログ「日本人の『こころ』のために」などでも紹介した、仏教界と供養業界のオピニオン・マガジンです。そこに『墓じまい・墓じたくの作法』(青春新書インテリジェンス)の書評記事が掲載されています。


「月刊 仏事」2015年10月号



同誌には「供養関連書」というコーナーがあります。
そこに掲載された記事には、以下のように書かれています。
「冠婚葬祭業を営む(株)サンレー代表取締役社長である筆者が、『お墓』をテーマに『「どのようにお墓と付き合うか」という作法』について著したのが本書である。血縁も地縁も希薄になった現在、『無縁社会』が叫ばれ、葬儀不要論に続いて、『墓は、造らない』という墓不要論も取り沙汰される中、著者は『わたしは生き残ったものが死者への想いを向ける対象物が必要であると思います』と断じていく。
第1章は、『どうする? 実家のお墓、自分のお墓』と題し、現代のお墓事情の背景や問題点、ケーススタディなどを記していく。第2章では、『墓じまいとは「家」をどう継ぐか考えること』が大切だとして、墓じまいの作法を提示。そして、第3章では、一般墓、納骨堂、手元供養から、樹木葬、天空葬、月面葬など、『人生を修めるためのお墓造り』のさまざまな方法や事例を紹介する。そして、墓を持った後に留意したいことを第4章で『後悔しないお墓選び』としてくくり、最終章では、お墓のこれまでの歴史を振り返りながらお墓が向かうべき方向を模索していく。
『お墓にはさまざまなかたちがある』が、最も大切なのは、『あなたが選んだ「かたち」のお墓』で、そこで『いまは亡き愛する人を思い出しさえすれば、あなたは、いつでも、なつかしい故人に会える』と著者は記す。『死者を偲ぶ「こころ」さえあれば、その「かたち」は何でもあり』という本書の提言は、少子高齢化核家族化が進み、お墓の悩みを抱える人が増えている“これからの時代”のお墓の在り方を指し示している。『あなたらしいお墓を一緒に考えていきましょう』と著す著者の言葉は、お墓とはかくあるべきという固定概念から、私たちの意識を自由に解き放ってくれる」


「月刊 仏事」2015年10月号の表紙


*よろしければ、本名ブログ「佐久間庸和の天下布礼日記」もどうぞ。



2015年10月5日 一条真也