大いなる「永遠葬」の世界

一条真也です。
わたしは、 終活WEB「ソナエ」で「一条真也のハートフル・ライフ」を連載しています。「日本の心」や「心ゆたかな生き方」をテーマに月に2回、コラムをお届けしております。その第13回目が7月15日にアップされました。


終活WEB「ソナエ」



第13回目のタイトルは、「大いなる『永遠葬』の世界」で、「日本の伝統的お墓『五輪塔』が表現するもの」の記事とともに紹介されています。また今回のコラムも、上・下に分けて掲載されています。(上)では喪服姿の女性の写真が使われ、「『0葬』への反論書を執筆」「『葬式いらない』は世界の笑いもの」という小見出しがあります。
葬儀によって、有限の存在である“人”は、無限の存在である“仏”となり、永遠の命を得ます。これが「成仏」です。葬儀とは、じつは「死」のセレモニーではなく、「不死」のセレモニーなのです。そう、人は永遠に生きるために葬儀を行うのです。「永遠」こそが葬儀の最大のコンセプトであり、わたしはそれを「0葬」に対抗する意味で「永遠葬」と名づけたのです。



大いなる『永遠葬』の世界(上)



また(下)では、沖縄の海で行われた散骨の写真が使われ、「死者を軽んじる民族は滅びる!」「キーワードは『海』『山』『月』『星』」という小見出しがあります。わたしたちは、どうすれば現代日本の「葬儀」をもっと良くできるかを考え、そのアップデートの方法について議論することが大切ではないでしょうか。同書では、わたしが現在取り組んでいる葬イノベーション――4大「永遠葬」を紹介します。日本人の他界観を大きく分類すると、「山」「海」「月」「星」となりますが、それぞれが対応したスタイルで、「樹木葬」「海洋葬」、「月面葬」、「天空葬」となります。この4大「永遠葬」は、個性豊かな旅立ちを求める「団塊の世代」の方々にも大いに気に入ってもらえるのではないかと思います。



大いなる『永遠葬』の世界(下)


永遠葬

永遠葬

なお、終活WEB「ソナエ」では、新連載開始に先立ち、ブログ「老いるほど豊かに」ブログ「『終活』ではなく『修活』」ブログ「『縁』と『絆』の大切さ」で紹介したように全3回で、わたしのインタビュー記事を掲載しています。



次回は7月31日にアップの予定です!



次回の「一条真也のハートフル・ライフ」は、8月1日(土)にアップされる予定です。タイトルは「『唯葬論』とは何か」です。
永遠葬』(現代書林)に続いて、もうすぐ『唯葬論』(三五館)が刊行されます。わたしは、人類の文明も文化も、その発展の根底には「死者への想い」があったと考えています。約7万年前に、ネアンデルタール人が初めて仲間の遺体に花を捧げたとき、サルからヒトへと進化しました。その後、人類は死者への愛や恐れを表現し、喪失感を癒すべく、宗教を生み出し、芸術作品をつくり、科学を発展させ、さまざまな発明を行いました。つまり「死」ではなくて「葬」こそが、われわれの営為のおおもとなのです。
そんなメッセージを書きます。どうぞ、お楽しみに!
本日、その『唯葬論』の見本が出ます。


唯葬論

唯葬論

*よろしければ、本名ブログ「佐久間庸和の天下布礼日記」もどうぞ。



2015年7月15日 一条真也