『和を求めて』撮影

一条真也です。
いま、わたしは数冊の本の出版を控えていますが、その中に『和を求めて』という本があります。『礼を求めて』および『慈を求めて』(ともに三五館)の続編です。「日本人とは何か」を追求する本にしたいと考えていますが、本日、同書の帯で使う写真を撮影しました。


まずは松柏園の茶室で撮影しました

着物は父から贈られた大島です


「和」というテーマに合わせて和服を着ました。
着物は父から贈られた大島です。松柏園ホテルの美容室で着付けをした後、同ホテルの茶室で撮影しました。この茶室は小笠原流礼法宗家であった故小笠原忠統先生が設計に携わられた由緒あるもので、室内には小笠原家の家紋である「三階菱(さんがいびし)」が飾られています。


衣装直しのようす

小笠原家家紋の「三階菱」の前で



久々に着た和服でしたが、やはり身も心も引き締まります。
自分では「スピリチュアルカウンセラーみたいに見えないかな?」などと密かに思っていたのですが、撮影スタッフの人たちは「よくお似合いですよ」とか「歌舞伎役者みたいですよ」とか、果ては「博多座からスカウトが来ますよ!」などとおだてまくるので、すっかり調子が狂ってしまいました。(笑)


日本庭園でも撮影しました

撮影した写真をチェックする

ここでも衣装直しを・・・・・・

『和を求めて』にご期待下さい!



茶室の後は松柏園ホテルの日本庭園に出て、撮影しました。1週間前には満開だった桜もほとんど散っていましたが、まだ桜の残り香は漂っていました。和服を着て庭で撮影するなど四半世紀前の自分の結婚式以来です。
でも、心から落ち着きます。「やはり、自分は日本人なのだ」と実感します。


「礼」「慈」に続く「和」で三部作が完成します



今回撮影した写真を使った『和を求めて』は、今年の秋頃に刊行予定です。
礼を求めて』では儒教、『慈を求めて』では仏教について大いに語りましたが、今回はもちろん神道について大いに語るつもりです。日本人の「こころ」は神道・仏教・儒教の三本柱で支えられているというのが持論ですので、『和を求めて』で三部作が完成することになります。どうぞ、ご期待下さい!



*よろしければ、本名ブログ「佐久間庸和の天下布礼日記」もどうぞ。



2015年4月7日 一条真也