サザンオールスターズ復活ライブ!!

一条真也です。
17日、早朝からのさまざまな行事を終え、午後から関西に向かいました。
18日にグリーフケアのイベントがあり、それを視察するためです。
また、それにあわせて関西地区の冠婚葬祭施設を見学する予定です。


JR新神戸駅にて



ブログ「ピースとハイライト」の最後に、わたしは神戸でのサザンオールスターズ復活ライブに行きたいと書きました。そして、「このブログ読んだ人がなんとかしてくれへんかな。う〜ん!」と結んだわけです。
そうしたら現れましたよ、なんとかしてくれはる人!
もちろん、その人はダフ屋なんかではありませんよ。仮に“Xさん”としておきますが、立派な会社の社長サンで、わたしのブログの愛読者の方です。
ブログを読んだ“Xさん”から朝一番に連絡が入り、17日の夕方から神戸のライブ会場の前で待ち合わせして、一緒に観賞することになったのでごわす。
いやあ、真剣に願っていたら、本当に実現しちゃったわ。
これって、もしかして「引き寄せの法則」っていうやつ?


ライブ会場は巨大な競技場でした



というわけで行ってきました。神戸総合運動公園ユニバー記念競技場
堪能しました。夢にまで見た、サザンオールスターズの復活ライブ!!
ものすごい人で、会場には4万3000人が集まっていました。


暑くて、熱中症になりそうでした



コンピューターの故障で入場が大幅に遅れ、17時半スタートの予定でしたが、実際に開始されたのは18時15分過ぎでした。そういったトラブルはあったものに、ライブ自体はもうサイコーでした。このコーフンは、とても文章では表現できません。数々の思い出の名曲が、わたしの魂を揺さぶり続けました。
会場内は撮影禁止でしたので、感動を写真でお伝えできないのが残念!


ライブ会場前のようす

灼熱のマンピー!!



開始に先立って、若い女性MCによる「これよりサザンオールスターズの灼熱のマンピー!! G★スポット解禁!を開始いたします」とのアナウンスがありました。わたしの隣の席に座っていた中年の男性が「若い女がこんなことを言わされて恥ずかしくないのかねぇ」とニヤニヤしながらつぶやいていました。(笑)


オープニングでは、巨大モニターに「このバンド無くしては日本という国が・・・」おっ勃ちません!」という文字が映し出された後、「おっ勃ちません!」ときて、会場内が歓声に包まれました。その後、「人生のバイアグラ」「歌うマムシドリンク」と続いて、「サザンオールスターズ!!」の文字が踊り、場内再び大歓声。
いやあ、ものすごくテンションの高い人たちです。でも、わたしの同年代とおぼしき人々をはじめ、けっこう高齢者の姿も見られました。考えてみれば、サザンオールスターズのメンバーそのものが50代後半ですからね。



いきなり3曲目で、「勝手にシンドバッド」が歌われて感激!
それから、なつかしい「ラチエン通りのシスター」「Bye Bye My Love」「涙のキッス」「真夏の果実」「愛の言霊」「太陽は罪な奴」「LOVE AFFAIR〜秘密のデート〜」「涙の海で抱かれたい〜SEA OF LOVE〜」「夏をあきらめて」「神の島、遥か国」「ミス・ブランニュー・デイ」、そして「みんなのうた」・・・・・波状攻撃で、わたしのハートをヒットしまくり! もう、たまらん!



今回のライブ名となった「マンピーのG★SPOT」も良かったでごわす!
ノリに乗った桑田サンは大型の放水ホースを持って走り回り、アリーナ席の観客に水をぶっかけまくっていました。おいおい、ミャンマーの水かけ祭りかい?!
ステージ上の巨大モニターには、すべてのライブ演奏曲の歌詞が映りました。
つまり、でっかいカラオケがわたしの前に出現したわけです。
もちろん、声を張り上げて好きなナンバーを歌いましたとも。満足!
今回歌われたナンバーは、以下の通りです。



1.海
2.My Foreplay Music
3.勝手にシンドバッド
4.YOU
5.涙のキッス
6.愛する女性とのすれ違い
7.夏をあきらめて
8.タバコ・ロードにセクシーばあちゃん
9.Moon Light Lover
10.さよならベイビー
11.愛の言霊 〜Spiritual Message〜
12.人生の散歩道
13.栄光の男
14.ラチエン通りのシスター
15.NEVER FALL IN LOVE 
16.神の島遥か国
17.慕情
18.太陽は罪な奴
19.Bye Bye My Love(U are the one)
20.真夏の果実
21.LOVE AFFAIR〜秘密のデート〜
22.涙の海で抱かれたい〜SEA OF LOVE〜
23.蛍
24.ピースとハイライト
25.マチルダBABY
26.ミス・ブランニュー・デイ
27.みんなのうた
28.マンピーのG★SPOT
(ここからアンコール)
29.ロックンロール・スーパーマン〜Rock’n Roll Superman〜
30.HOTEL PACIFIC
31.いとしのエリー
32.希望の轍



どれも名曲揃いですが、興味があるのは「どうやって曲目の順番を決めるのか」ということ。どの曲も直前の曲との何らかのつながりというか関連性が感じられて、この32曲の並び方そのものに「ストーリー」を感じました。
きっと、アーティストはライブのたびに「今回は何を演奏するか」「曲の流れはどうするか」ということを極限まで考え抜くのでしょう。
これは作家の世界でも同じことです。わたしの最新刊『死が怖くなくなる読書』(現代書林)で取り上げた50冊の本の順番にはものすごく悩みました。
ですから、読者の方から「50冊の本が自然な形でつながっていますね」と言われたときは非常に嬉しかったです。苦労した甲斐がありました。


「I AM YOUR SINGER」でファンに別れを告げて、「ピースとハイライト」で華麗なる復活を遂げたサザンオールスターズ
彼らがステージに立つだけで、桑田やハラ坊の歌声を聴くだけで、さまざまな青春のシーンが甦り、とても幸福な気分になれました。
グリーケア・ソングの新曲である「蛍」も歌われました。ビデオの冒頭では、広島の原爆ドームが映って感銘を受けました。その他にも、「蛍」を演奏したときの演出は、これからの葬儀演出の大きな参考になりました。


問題の「ピースとハイライト」も実際に聴いてみると、なんの問題もない平和ソングでした。ライブのビデオでは、安倍晋三首相をはじめ、朴槿惠、バラク・オバマ習近平のお面を被ったエキストラが登場し、みんなで肩を組んで歌います。
「歴史を照らし合わせて 助け合えたらいいじゃない」という歌詞の部分では、日中韓の三首脳が仲良く手を合わせる場面が映し出され、ジーンときました。
これは桑田サンが敬愛するジョン・レノンの「IMAGINE」の系譜に連なるハートフルな「LOVE&PEACE」ミュージックであると思いました。



それにしても、35年間も日本のミュージック・シーンの頂点に立ち続けるとは、やっぱりサザンは凄い! このバンドがある限り、日本は大丈夫ですわ。
福山雅治氏が「サザンオールスターズは国民のもの」と言っていましたが、その通りです。1日も早く桑田佳祐氏に国民栄誉賞を与えてほしいところですが、「ピースとハイライト」のPVに安倍首相のお面をつけたエキストラを登場させたこともあって当分は難しいかな。でも、いつか矢沢永吉桑田佳祐がダブルで国民栄誉賞を受けないかなァ?
永ちゃんは麻生副総理と仲が良いそうだけど。
中国や韓国にも多くのサザン・ファンがいるそうです。
いっそ、桑田サンが音楽で平和外交してくれないかなァ?



アンコールでは、「ロックンロール・スーパーマン」「HOTEL PACIFIC」「いとしのエリー」などが歌われ、最後は「希望の轍」でした。もちろん「希望の轍」も良かったですが、わたしには「いとしのエリー」が特に心に沁みましたね。やっぱり、これを聴くと、センチメンタルになるなあ。サザンの代表曲というだけでなく、20世紀の日本の音楽を代表する名曲の1つだと思います。
すべての曲を歌い終えると、会場の夜空に花火が打ちあがりました。
まだ復活ライブの余韻が心に残っています。体が火照っています。


ライブが終わって〜Cゲートの前で

競技場の夜空にかかる月



ライブ終了後に外に出ると、競技場の夜空に見事な月がかかっていました。
LIVE中にも桑田サンが何度も「今宵はイイ月だねえ・・・・・」と言っていました。その月の下で「Moon Light Lover」を歌ったのですが、もう最高でした!
少しだけ秋の香りがする風に吹かれながら、知らぬ間にわたしは「夜風がそっと恋を終わりを告げる♪」と、「涙のキッス」の一節を口ずさんでいました。


祭りのあとは物悲しいね・・・・・



ライブの余韻に浸りながら、「これで、今年の夏は終わったな」と思いました。
サザンオールスターズは夏の使者であり、秋の産婆です。
やはり、日本の四季にサザンの存在は欠かせません。
本当に良い思い出ができました。“Xさん”には心より感謝申し上げます。
今度は、矢沢永吉のライブに連れていってくれる“Yさん”が現れへんかな?
そこんとこ、ヨロシク!! な〜んちゃって。(笑)
わし、“なんちゃっておじさん”になってしもうたわ。(苦笑)



*よろしければ、本名ブログ「佐久間庸和の天下布礼日記」もどうぞ。



2013年8月18日 一条真也