50回目の誕生日

一条真也です。
ついに、5月10日になりました。5×10=50。
そう、今日はわたしの50回目の誕生日です。
自分が50歳になったなんて、信じられません。
しかも、今年の5月10日は新月にして仏滅ではありませんか!


50回目の誕生日を迎えました(書斎のカレンダー)



ありがたいことに、すでに多くのお祝いメールが届いています。
明日、会社へ行けば、プレゼントや花も届いているでしょう。あくまでも、例年通りならば・・・・・。ブログ「誕生日を祝うということ」にも書いたように、わたしは、他人のお祝いをするのは仕事柄もあって得意というか大好きなのですが、自分が祝われることは苦手です。でも、誕生日というものには深い意味があると思います。



まず、「祝う」という営みには人類の良き秘密が隠されています。「祝う」という営み、特に他人に関することを祝うことが人類にとって非常に重要だと思います。祝いの心とは、他人の「喜び」に共感することだからです。それは、他人の「悲しみ」や「苦しみ」に共感するボランティア精神と対極に位置します。しかし、じつは両者とも他人の心への共感という点では同じではないでしょうか。「他人の不幸は蜜の味」などと言われますね。たしかに、そういった暗い部分が人間の心に潜んでいることは否定できませんが、だからといって居直ってそれを露骨に表現しはじめたら、人間終わりです。社会も成立しなくなります。



祝い事といえば、結婚、就職、入学、合格、受賞、叙勲などが思い浮かぶます。それらは、人生でも最も晴れがましい出来事です。しかし、何か特別な出来事がなくとも、お祝いはできます。誰にでも訪れる誕生日が最たる例です。誕生日を祝うということは、「あなたがこの世に生まれたことは正しいですよ」と、その人の存在を全面的に肯定すること。「人間尊重」をミッションとするわが社では、毎月の社内報に全社員の誕生日情報を掲載(年齢は秘密)し、「おめでとう」の声をかけ合うように呼びかけています。



誕生日当日には、わたしが社員のみなさんにバースデーカードを書き、ささやかなプレゼントを添えてお渡しします。わたしは、ハートフル・ソサエティとは、「おめでとう」と「ありがとう」が行き交う社会であると考えています。ですから、「誕生日おめでとうございます」と言われたら、素直に「ありがとうございます」と答えたいと思います。かつて、わたしはこんな歌を詠みました。



おめでとう互いにかけるその声が
       心ゆたかな社会を呼び



出版寅さんがランチでお祝いしてくれました



8日は、「出版寅さん」こと内海準二さんが東京は浜松町のフレンチ・レストランで誕生日のお祝いをしてくれました。男同士のフレンチ・ランチですが、嬉しかったです。現在のところ、内海さんには『愛する人は死なない』(PHP研究所)、『死をみつめる本』(現代書林)という2冊の本をプロデュース&編集していただいています。1988年に上梓した処女作『ハートフルに遊ぶ』(東急エージェンシー)以来、内海さんにはもう四半世紀もお世話になっています。


長女がプレゼントしてくれたネクタイを締めて・・・



また、ブログ「娘の誕生日」に書いたように、先日、長女が20歳になりました。じつは、そのことが、わたしに未知の50代に突入する勇気を与えてくれました。だって、子どもが20歳ならば親が50歳というのは普通ですからね。昨日の夜は、その長女と2人でディナーに出掛けました。ネクタイのプレゼントも貰いました。わたしの好きな紫色のネクタイです。こうして家族にも恵まれて、会社のみなさんや友人、知人のみなさんにも誕生日を祝っていただける。このことに心から感謝したいと思います。


「アイ・ラブ・ユー,O.K」を歌いました♪

2524人中で1位でした♪

やったぜ!(´◉◞౪◟◉)どや・・・かかってこんかい!



9日の夜は、有志の方々がわたしの誕生日祝いの会を開いてくれました。
会場は、もちろん「東京の止まり木」ことカラオケスナックDANです。
DANの常連さんたちも集って、お祝いしてくれました。
わたしの歌声をわざわざ聴きに来たという方もいて、恐縮しました。
わたしは、矢沢永吉の「アイ・ラブ・ユー,O.K」を歌いました。
なんと、2524人中で1位でした。嬉しいです。
永ちゃんのように、50になっても60になっても走り続けたいです。


今後とも、よろしくお願いいたします



そして、今月の道歌を持って、記念写真を撮りました。
これは、『論語』の中の孔子のメッセージおよび、「人間尊重」と並ぶ出光佐三の名言である「黄金の奴隷たるなかれ」を掛け合わせた歌です。
ちなみに、「黄金」は「こがね」と読みます。


利の元は義にあることを銘ずれば
       黄金の奴隷なるはずもなし


この歌の心意気で、ハートフル・ソサエティめざして精進する覚悟です。
50になっても、まだまだ走り続けるつもりです。
今後とも、どうぞ、よろしくお願いいたします!



*よろしければ、本名ブログ「佐久間庸和の天下布礼日記」もどうぞ。



2013年5月10日 一条真也