『愛する人は死なない』の校正

一条真也です。
GWの最終日、新しく刊行される本の校正に追われました。
わたしは、東大大学院教授で東大病院部長の矢作直樹先生と「死」と「看取り」と「グリーフケア」をテーマに対談させていただきました。その内容を収録した『愛する人は死なない』(仮題、PHP研究所)の初校が「宅ふぁいる便」で送られてきたのです。10日の戻しだというので、必死で校正しているところです。10日といえば、わたしの50回目の誕生日ではないですか!


愛する人は死なない』初校ゲラ



初校ゲラというのは、けっこう直しが多いものです。それだけにいつも緊張感をもって校正するのですが、今回は特に対談相手がおられるので、会話の流れなどにも注意を払う必要があります。当事者同士だけが理解できて読者には何が何だかわからないような箇所があってはなりませんから。
初校を精読していると、あらためて自分が日本の医療界を代表する方と対談したのだという実感が湧いてきます。活字になったものを読むと、「人は死なない」という矢作先生のメッセージが心に沁みてくるようです。


矢作先生のメッセージが心に沁みます

とても興味深い内容です



わたしたちの出会いは、わたしが書いた『愛する人を亡くした人へ』(現代書林)を矢作先生が著書『人は死なない』(バジリコ)の中で紹介して下さったところから始まりました。そして、対談本のタイトルは2冊を合体させて『愛する人は死なない』です。互いに本を書いた著者同士が縁を結んで、対談本を上梓するなんて、素敵なことだと思います。本当に、サムシング・グレートに感謝です。
愛する人は死なない』は、7月上旬の刊行予定が6月に早まりました。
わたしが言うのも何ですが、とても興味深い内容です。
一読すれば、死の「おそれ」も、死別の「かなしみ」も溶けてゆくような本です。どうぞ、御期待下さい!


この2冊から縁が生まれました

矢作直樹先生と



*よろしければ、本名ブログ「佐久間庸和の天下布礼日記」もどうぞ。



2013年5月7日 一条真也