松柏園の上の月

一条真也です。
今朝、かねてより病気療養中だった父・佐久間進が旅立ちました。最後は、家族に見守られて、堂々と人生を卒業していきました。わたしの心は寂しさでいっぱいです。

ヴィラルーチェの上に月が・・・


今夜は「観月会」が行われています

 

今夜は実家に安置された父の側にいてあげるつもりですが、所要あって自宅にいったん戻りました。用事を済ませて自宅を出発したとき、車で松柏園ホテルの新館「ヴィラルーチェ」の上空に月が出ているのが見えました。そういえば、今夜は松柏園で小倉ロータリークラブの「観月会」が開かれており、本当はわたしも参加する予定でした。同クラブは父が長年所属しており、会長も務めました。現在は父に代わって、わたしがメンバーになっています。父が愛した小倉ロータリークラブのみなさんが月を愛でて下さったことで、父も喜んでいると思います。

松柏園ホテル本館の上の月


まことに幻想的な月でした

 

それから、実家に到着しました。すると、目の前の松柏園ホテルの本館の上空に幻想的な月が見えました。生前の父は大の月好きで、実家の庭には月が映る御影石の舞台を作ったくらいです。また、「人間は死後、月へ行く」といつも父と言い合っていました。新時代のセレモニーである「月への送魂」もいつも父と並んで見たことが思い出されました。ブログ「月への送魂」で紹介したように、3日前の17日にも月に向かってレーザー(霊座)光線を放ちましたが、父もわたしも見ることは叶いませんでした。今年の10月14日に能登半島珠洲にある「ラポルトすず」の中庭で「月への送魂」を行うことになっていますので、そのとき父の魂も月へ送ってあげたいと思います。


父の魂は月へ行ったのか?



幻想的な月の下では、松柏園ホテルが月光を浴びて輝いていました。千葉県の富津市生まれの父は、東京で母と出会って結婚し、小倉にある松柏園ホテルの総支配人となりました。そこから冠婚葬祭互助会を設立し、サンレーグループの礎を築きましたが、「天下布礼」の原点である松柏園ホテルをこよなく愛していました。その松柏園の上にかかった月を眺めていると、父の人生や想いが次々にわたしの心の中に浮かんできて泣けてきました。松柏園の上の月は、「佐久間進よ、頑張ったな。えらいぞ!」と言っているようでした。お父さん、あなたは本当によく頑張った!

 

父逝きて 行くべき月ぞ 輝きぬ
      松柏園に 光注ぎて(庸軒)

 

2024年9月20日  一条真也