一条真也です。
「広島原爆の日」の前日、日経平均株価がブラックマンデーを超える過去最大の下げ幅となった日、父・佐久間進と共に北九州の門司にある皇産霊神社を訪れました。
父と皇産霊神社を訪れました
皇産霊神社の「庸軒道歌」の前で
皇産霊神社の「むすび館」
「むすび館」の館内へ
わたしたちは自宅から門司の青浜へと同じ車で向かい、皇産霊神社の境内にある「むすび館」に到着しました。この日、むすび館の館内に展示してある仏像などの美術品のチェックに訪れたのです。足が弱った父を車から降ろすと、車椅子に乗った父をわたしが館内に案内しました。
「むすび館」の展示物の前で
展示物についての指示をする
古文書に目を通す
さまざまな如来像
さまざまな仏像
展示される前の聖徳太子像いろいろ
展示される前のさまざまな聖人像
「おそうしき」(「鳥獣戯画」より)
「おそうしき その2」(「鳥獣戯画」より)
「むすび館」にて
株式会社サンレーの創業者であり、現在はサンレーグループの名誉会長である父にとって久しぶりの外出でしたが、「むすび館」内の展示品を1点1点丁寧にチェックしていました。また、いろいろと細かな指示を出していました。「むすび館」は有縁社会再生のための集会所であり、宗教美術館の機能も持つ施設です。父が長年集めてきた「曼荼羅」や「鳥獣戯画」のコレクションもあります。将来は、ここでグリーフケアの集会なども開催する計画あり!
皇産霊神社の巨大河童像
聖徳太子像の清祓祭のようす(2017年1月1日)
皇産霊神社には巨大な河童像がありますが、これは1185年4月25日の「壇ノ浦の戦い」で敗れた平家の女官たちの化身だとされています。ちなみに、男の兵士たちは平家蟹になったとされています。そして、幼帝である安徳天皇が海底に沈んだ悲しい事実があります。それらの物語が綴られた『平家物語』は日本を代表するグリーフ文学です。皇産霊神社は平家の方々の霊魂を慰めるとともに、さまざまな悲嘆を抱えた方々が参拝に訪れる「グリーフケア神社」の別名を持っています。そして、すべての参拝者を優しく迎えるのが聖徳太子像です。この日は、聖徳太子像を背景に父と記念撮影をしました。来月26日で89歳となる父ですが、いつまでも元気でいてほしいです!
猛暑の中、心が洗われました
2024年8月5日 一条真也拝