朋あり遠方より来たる

一条真也です。
18日の午後、突然、大学時代の友人から連絡がありました。「フラワー・マーケッター」ことパーク・コーポレーションの井上英明社長です。青山フラワーマーケットの社長さんといったほうが通りがいいですね。

青山フラワーマーケットの井上社長と

 

井上君は「フラワービジネスの革命児」として生花店を全国展開していますが、「キッチン・ブーケ」をはじめとして、花のマーケティングを根本から変えた人物として知られています。彼から「いま、北九州にいるので少しでも会えないか?」という連絡を貰ってビックリしました。なんでも、奥様も来られているとのこと。井上夫妻とは独身時代からわたしの妻も面識があるので、妻も交えて4人で会うことになりました。学生時代、2人でよく酒を飲みながら「将来は何か世の中をハッピーにする仕事がしたい」と、夜通し語り合っていました。現在、井上君は生花業、わたしは冠婚葬祭業と、道は違えど、ともに「花」を通じて世の人々を幸せにするお手伝いをしています。やはり、彼とは「同志」なのだと思います。

井上夫妻とともに


松柏園ホテルの新館を案内しました

 

井上君とは大学のゼミも同じでした。ブログ「恩師のお別れの作法」に書いたように、2015年の8月24日、わたしたちのゼミの担当教官であった孫田良平先生がお亡くなりになられました。来年の2月13日に「お別れの会」が開催されることになったようですが、あいにく2人ともすでに重要な予定が入っており、参加できませんでした。それで後日、2人で孫田先生の偲ぶ会を行いました。わたしたちはじつに5年ぶりぐらいに会いましたが、会って数分もすると、すぐに昔のリズムが戻ってきました。

東京での再会を誓いました

 

なにしろ2人には共通の友人も思い出も多いので、話題には不足しません。お互いの学生時代のことはよく知っていますし、お互いの結婚式にも出席しました。わたしたちは、シャンパンやワイン飲み、語り合いました。「朋あり遠方より来たるまた楽しからずや」という言葉が『論語』の学而篇にあります。「友達が遠くから来てくれる、 なんて楽しいことだ」という意味ですが、まさにそんな心境でした。妻も嬉しそうでした。わたしたちは、東京での再会を誓って別れたのでした。友よ、また会おう!


松柏園の庭園にて

 

2024年6月18日  一条真也