能登半島地震を忘れるな!

一条真也です。
梅雨の時期は雨続きで気分も沈みがちですが、6月ももうすぐ終わりますね。ということは今年も半分が過ぎたということですが、元旦に発生した能登半島地震のことが早くも忘れられているような気がしてなりません。しかしながら、けっして過去ではなく、現在進行中の災害なのです!

ヤフーニュースより

 

ネットで「能登半島地震の死者300人に上る見通し 石川県などが新たに18人を『災害関連死』に認定」という北陸放送配信の記事を見つけました。記事には、「能登半島地震のあとに避難生活などが原因で亡くなった災害関連死について、石川県などの審査会は25日、3回目の会合で新たに18人を災害関連死に認定しました。近く市や町が正式に決定し、死者は300人に上る見通しになりました」と書かれています。

ヤフーニュースより

 

能登半島地震では、地震後の避難生活などが原因で亡くなった人を災害関連死に認定するかどうか、県と各市と町が合同で審査会を開き、医師や弁護士ら5人の委員が判断します。25日、審査会の3回目の会合が開かれ、新たに能登町で9人、穴水町で6人、珠洲市で3人を災害関連死に認定しました。市や町が近く正式に決定するそうです。

審査会ではこれまでに52人が災害関連死に認定されていて、家屋の倒壊などによる直接死を含めると、能登半島地震による死者は300人に上る見通しです。一方、これまでに遺族から自治体に寄せられた申請は、すでに認定された分も含めて輪島市で83件、珠洲市でおよそ40件、能登町で40件など、200件以上に上っていて、今後、災害関連死の人数がさらに増える可能性があるといいます。


サンレー北陸の大谷部長と

 

このニュースについて、能登半島地震で実家が全壊し、自身も避難所暮らしを続けたサンレー北陸の大谷賢博部長がLINEメッセージを送ってくれました。そこには、「まだまだ増え続けると思います。先日、地元に帰った時に近所の方、そして両親の友人、二人とも突然亡くなった事を聞きました。被災地の状況を伝える報道の多くは、希望を持って復興に向けて頑張っている人たちの様子ばかり映し出します。実際にそういう姿に人はとても勇気づけられると思います。悲しみを抱えて落ち込んでいる人たちの姿よりも、その方が世の中に受け入れられやすいのかもしれません」と書かれていました。

グリーフケアについて講演する大谷部長

 

また、大谷部長は「でも思います。悲しみに目を背け、悲しむことを避けている社会は、生きることを大切にしていないのではないかと考えてしまいます。『瓦礫』や『災害ごみ』。生まれ育った家や、大切な品、遺品までもがそう呼ばれる苦しみは被災者にしか分かりません。ケア士として『私たちが何を援助できるか』を模索するだけではなく、『私たちが被災者によって何を与えられているか』を考えていきたいと思います」とも述べています。上級グリーフケア士である彼が能登半島地震のグリーフにどう寄り添うのか。会社としても、その想いと活動をサポートしていきたいです。わが社では、今年の秋に能登半島珠洲で「月への送魂」を行うことを予定しています。絶対に「1・1」を忘れてはなりません!


「1・1」を忘れない!

 

2024年6月26日  一条真也