映画「愛する人へ」の監督と初対面しました

一条真也です。東京に来ています。
12日から東京では4回目の緊急事態宣言が発出されましたが、その日の夕方、永田町にあるキャピトル東急ホテルで開かれた会合に出席しました。拙著『愛する人を亡くした人へ』を原案とするグリーフケア映画「愛する人へ」の第1回ミーティングです。

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映画関係者のみなさんと

 

このミーティングには、「愛する人へ」のエグゼクティブプロデューサーである志賀司氏、プロデューサーの益田祐美子氏も参加されました。そして、同作の監督を務める作道雄氏も参加、わたしは初めて作道監督にお会いしました。失礼ながら、わたしの第一印象は「若い!」でした。なんと、30歳だそうです。すごいなあ!


 「神さまの轍」予告編  


「いのちのスケッチ」予告編


「鬼ガール」予告編


「光を追いかけて」予告編

 

作道監督は、1990年大阪府茨木市生まれ。2009年、洛南高等学校卒業、2013年、京都大学法学部卒業。株式会社クリエイティブスタジオ ゲツクロ代表取締役京都大学法学部在学中に、劇団月面クロワッサンを旗揚げし、脚本と演出を務めました。監督作品に「神様の轍」(2018年)、脚本作品に「いのちのスケッチ」(2019年)、「鬼ガール」(2020年)、「光を追いかけて」(2021年)があります。

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死を乗り越える映画ガイド』(現代書林)

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最期のセレモニー』(PHP研究所)

 

京大出身の作道監督は、知的で爽やかな方でした。何よりも、映画への深い愛情を感じました。偶然アマゾンで購入した拙著『死を乗り越える映画ガイド』(現代書林)を読まれて、わたしの名前を知っておられたそうです。今回、映画原案となる『愛する人を亡くした人へ』が同じ著者の本だと知って驚かれたのだとか。それ以来、わたしのブログもよく読まれているそうです。やはり、この世は有縁社会ですね。作道監督には、葬儀とグリーフケアの具体的エピソード集である『最期のセレモニー』(PHP研究所)を脚本作りの参考として、お渡ししました。

f:id:shins2m:20210712194920j:plain作道雄監督と初対面! 

 

作道監督とは、映画の話をたくさんしました。わたしが、「どんな監督さんの作品が好きですか?」と質問すると、「日本では是枝裕和監督、海外ではドゥニ・ヴィルヌーヴですね」と答えられました。ヴィルヌーヴは、ブログ「メッセージ」で紹介したSF映画の監督で、SF超大作「DUNE 砂の惑星」の公開を控えています。わたしが、「是枝監督は家族を描き、ヴィルヌーヴの映画は哲学的ですが、『愛する人へ』には両方の要素がありますよ」と言うと、作道監督はニッコリと笑ってくれました。

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作道雄監督と
 

愛する人へ」の脚本も作道監督自身が書かれます。この日渡された第一稿では、なんと小生が大学教授役でグリーフケアの講義をすることになっており、仰天しました。もしこれが実現したら、人生で3回目の映画出演となります。相済みません。最後に、作道監督は「お会いできて光栄です。『愛する人へ』は私の出世作、代表作となるような作品としたく、脚本開発から全力で取り組んでいます」との力強い言葉をいただきました。ここには詳しいことは書けませんが、キャスト案も具体的に出ました。ヒントは、主役の俳優は現在公開中の「東京リベンジャーズ」のメインキャストの1人です。いよいよ日本初いや世界初のグリーフケア映画「愛する人へ」が始動しました!


いよいよ映画化されます!

 

2021年7月13日 一条真也