オンライン葬儀スタート!

一条真也です。
ハッピー・ハロウィン! しかも、今夜は満月!
コロナ禍の中で、オンライン葬儀が話題を呼んでいますが、わが社サンレーでも、11月1日より、福岡県エリアの紫雲閣にて、「紫雲閣オンライン」のサービスがスタートします。紫雲閣オンラインは、これまで主流であった電話での訃報連絡をスマートフォンからのメールやLINEで簡単に共有いただけるサービスです。共有された故人ごとの専用訃報ページから供物のご注文や弔電を送ることができるサービスで、12月からは香典を送る機能も追加予定です。

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 紫雲閣オンラインは、ご葬家にも参列者にも便利にご活用いただけるサービスとなっています。ご葬家の視点から考えると、「故人がお世話になった多くの皆さんに訃報を知らせたいけど、ご葬儀の打ち合わせなど忙しく、全ての人には電話できない」という状況が考えられます。その結果、一部の方にしか訃報が行き届かず、ご葬儀のあとに「なんで知らせてくれなかったの」とか「故人には大変お世話になったので、きちんとお別れがしたかった」と残念に思う方がでてきます。これは非常に寂しいものです。こうして参列できなかった方は、後日自宅にお参りに来られることもあると思います。しかし、ご葬儀がおわって様々な手続きで忙しい中、お参りに来られると、きちんとした対応ができなくてお互いに残念な思いをしてしまいます。やはり訃報はきちんと皆さんに知らせ、ご葬儀というお別れの場に来ていただくことが大切です。

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訃報トップページ 

 

紫雲閣オンラインでは訃報を多くの方へ簡単に知らせることができます。LINEのアイコンをタップすると送信先選択画面がでてきて、送りたい人を選ぶとすぐに訃報を複数の方に送ることができます。メールも同様です。受け取った方も同じく転送が簡単にできるので、同じ町内の仲間や趣味のグループなど別のコミュニティにいる方にもきちんと訃報が伝わります。また、ご葬儀会場や開始時間などの伝言ミスもなくなります。近しい方にはこれまで同様にお電話で生前のお礼とご葬儀のご案内をしていただき、その補助ツールとしてご活用いただけます。

f:id:shins2m:20201029235919j:plain訃報LINEのイメージ

 

12月から開始予定の香典サービスも、ご葬家の負担を軽減できる機能が備わっています。その一つとして経済的負担の軽減に期待ができることがあります。コロナ禍の影響や、訃報をきちんと知らせないことにより参列者の数が減ると、当然ながらいただく香典も少なくなります。ご葬儀には祭壇などの固定費と人数によって変わる変動費があります。家族葬や小規模葬だと全体の費用は抑えられているように感じますが、香典がいただけない分、実質負担は一般的なご葬儀より大きくなることも多いのです。ご葬儀の規模や、形式を問わず、きちんと訃報を知らせることで「どうしても都合がつかず参列できないけど、せめて香典だけは送りたい」とか「親族のみのご葬儀だと聞いたけど、香典を送らせて欲しい」といった方から香典をいただくことが増えると思います。これにより、経済的な負担が軽減できるのです。多くの方々から少しずつ香典が集まり、ご葬儀というセレモニーの実質負担が軽減できる。このシステムはまさに互助の精神が「かたち」になったものです。

f:id:shins2m:20201030000017j:plain訃報ページトップ画面

 

一方で、参列者にも便利な機能が沢山あります。弔文のメッセージや、簡単に供物や生花を注文できるオンラインショップ、前述の香典サービスなど、参列者の故人に対する偲ぶ気持ちや感謝の思いを「かたち」にすることができるのです。供物の注文や香典のサービスは、パソコンやスマホからクレジット決済が可能となっています。ご承知の通り、コロナ禍により社会全体に大きな変化が起きています。紫雲閣では変化に対応したアップデートを行いながらも、これまで同様に、お客様に寄り添うサービスを提供してまいりたいと思います。最後に一言。コロナ禍で冠婚葬祭が変わることはあっても、冠婚葬祭がなくなることは絶対にありません!

 

2020年10月31日 一条真也