竹林精舎跡

一条真也です。
インドに来ています。
ブログ「グリッドラクータ山」で紹介したラージギルの聖地を後にしたわたしたちは、有名な竹林精舎跡を訪れました。


竹林精舎の入口

竹林精舎の看板

世界中の人が訪れます



竹林精舎は「迦蘭陀竹林」とも呼ばれますが、仏教で建てられた最初の寺院です。中インドのマガダ国の首都である王舎城(現在のビハール州ラージギル)にありました。迦蘭陀(カランダ)長者が所有していた竹園で、当初はジャイナ教に与えていましたが、長者が仏に帰依したことでこれを仏教の僧園として奉じました。頻婆娑羅(ビンビサーラ)王が伽藍を建立したといわれます。天竺五精舎(天竺五山とも)の1つです。


池が見えてきました

池を背にして

竹林精舎で合掌

各国から寄贈された竹林



日経電子版に掲載された「『西遊記』の舞台、天竺で感じたブッダの気配 『インドの仏』聖地を歩く(上)」という記事では、日本経済新聞社文化部の干場達矢記者が竹林精舎について以下のように書いています。
「これは仏教に帰依したマガダ国のビンビサーラ王がブッダに寄進した土地で、竹林があったことからこの名がついた。ブッダが小さな庵(いおり)をむすんで長く滞在したこの場所は、今は静かな公園になっていて、リスや小鳥が戯れている。グリッドラクータ山での礼拝を終えた後だろうか、僧服を身につけた人々が歓談しながら散策していた」


地獄に仏とはこのことさ!



*よろしければ、本名ブログ「佐久間庸和の天下布礼日記」もどうぞ。



2016年2月18日 一条真也