ガチンコ本のゲラ

一条真也です。
東京から戻ってきました。スターフライヤーの機体がなかなか羽田に到着せず、出発が1時間以上遅れました。北九州空港に到着すると、会社から迎えの車が来てくれましたが、車の後部座席に乗り込むと分厚い封筒が置かれていました。『満月交感 ムーンサルトレター』の続編の初校ゲラです。


700ページ以上ある『満月交遊』上下巻の初校ゲラ



ゲラを見ると、『満月交遊 ムーンサルトレター』と書かれています。
良いタイトルです。前作は「交感」でしたが、今度は「交遊」です。
ブログ「校正ラッシュ」に書いたように、24日、東京で「出版界の青年将校」こと三五館の中野長武さんから『唯葬論』の初校ゲラを、「出版寅さん」こと内海準二さんから『永遠葬』の再校ゲラを受け取りました。想定外のアクシデントに困惑しながらも、なんとか2冊の校正を終えて戻しました。


『満月交遊』上下巻の「目次」ゲラ



じつは24日には、水曜社から『満月交遊 ムーンサルトレター』の続編の初校ゲラも出ました。なんと、上下巻合わせて700ページ以上あります。
ブログ「映画が語る人の死」で紹介した襟川クロ氏の講演会場で、「出版界の預言者」こと水曜社の仙道弘生社長にお会いしたので、仙道社長から直接ゲラを受け取ろうかとも思いましたが、國學院大學の教室で700ページ分のゲラを頂戴してもホテルに持ち帰るのが大変なので、北九州に郵送していただくようにお願いしました。


出版社で回覧された、この文字組みを見よ!



そのゲラを本日受け取ったのであります。やはり、すごいボリュームです。
また文字組みが凄いことになっています。前作の『満月交感』も文字組みが業界で話題になり、いくつかの出版社の編集部で回覧されたとか(苦笑)。
担当編集者である朝倉祐二さんから「かなりのボリュームがありますので、校正頂くのも大変かと思いますが、何とぞよろしくお願い致します」とのメールが書斎のパソコンに届いていました。うひょ〜!


ゲラには、朝倉さんからの手紙が添えられていました



また同書の共著者である「バク転神道ソングライター」こと鎌田東二先生からは以下のメールが昨日の日付で届いていました。
「本日、『満月交遊』初校ゲラ落手しました。上下合わせて、700頁余!
ガチンコ交遊曲ですねえ! 今どき、これほどのガチンコ本を出せるとは!
驚き、感謝、です! ありがとうございます」
短い文面ながらも、「!」が4つも付けられています!
鎌田先生のコーフンぶりがよく伝わってきますね!
わたしも気合を入れて、早速、今から校正を始めます!



でも、明日の日曜日は映画「アリスのままで」と「イニシエーション・ラブ」を観る予定です。すでに「シネプレックス小倉」に予約しました。『唯葬論』と『永遠葬』の校正を終えたばかりで疲れたので、ちょっとは息抜きをしないと・・・。そんなことを言いながら、一昨日もブログ「海街diary」で紹介した日本映画を観たばかりですが(苦笑)。でも、次回作として『死が怖くなくなる映画』を書く予定なので、映画もたくさん観る必要があるのです。はい。



それから、三五館の中野さんのリクエストで『絶歌』の書評ブログを長文で書きました。このような禁断の書を「絶対に読まない」「読んでも絶対にコメントしない」という表現者が多いようですが、わたしは思うところあって読みました。そして、感じたことをそのままにガチンコで書きました。
今夜、日付が変わった0時ちょうどにアップいたします。



*よろしければ、本名ブログ「佐久間庸和の天下布礼日記」もどうぞ。



2015年6月27日 一条真也