51回目の誕生日

一条真也です。
ついに、5月10日になりました。
今日は、わたしの51回目の誕生日です。
昨年は「自分が50歳になったなんて!」と思いました。
でも、51歳になったからといって別に驚きゃしませんね。
もう、すっかり50代に慣れましたわ。いや、ほんと。


51回目の誕生日を迎えました(書斎の「庸軒ごよみ2014」)



ありがたいことに、すでに多くのお祝いメールが届いています。
会社にもプレゼントや花などが届いていました。感謝!!
ブログ「誕生日を祝うということ」にも書いたように、わたしは、他人のお祝いをするのは仕事柄もあって得意というか大好きなのですが、自分が祝われることは苦手です。でも、誕生日には深い意味があると思います。



まず、「祝う」という営みには人類の良き秘密が隠されています。「祝う」という営み、特に他人に関することを祝うことが人類にとって非常に重要だと思います。祝いの心とは、他人の「喜び」に共感することだからです。それは、他人の「悲しみ」や「苦しみ」に共感するボランティア精神と対極に位置します。しかし、じつは両者とも他人の心への共感という点では同じではないでしょうか。「他人の不幸は蜜の味」などと言われますね。たしかに、そういった暗い部分が人間の心に潜んでいることは否定できませんが、だからといって居直ってそれを露骨に表現しはじめたら、人間終わりです。社会も成立しなくなります。



祝い事といえば、結婚、就職、入学、合格、受賞、叙勲などが思い浮かびます。それらは、人生でも最も晴れがましい出来事です。
しかし、何か特別な出来事がなくとも、お祝いはできます。
誰にでも訪れる誕生日が最たる例ではないでしょうか。



誕生日を祝うということは、「あなたがこの世に生まれたことは正しいですよ」と、その人の存在を全面的に肯定すること。「人間尊重」をミッションとするわが社では、毎月の社内報に全社員の誕生日情報を掲載(年齢は秘密)し、「おめでとう」の声をかけ合うように呼びかけています。



誕生日当日には、社員のみなさんにバースデーカードを添えて、ささやかなプレゼントをお渡しします。わたしは、ハートフル・ソサエティとは、「おめでとう」と「ありがとう」が行き交う社会であると考えています。ですから、「誕生日おめでとうございます」と言われたら、素直に「ありがとうございます」と答えたいと思います。かつて、わたしはこんな歌を詠みました。



おめでとう互いにかけるその声が
      心ゆたかな社会を呼び



ちょうど誕生日の日に嬉しい出来事がありました。
ブログ『ミャンマー仏教を語る』で紹介した最新著書をわが書斎の「一条本コーナー」に入れたところ、専用棚一列にピッタリ埋まったのです!
わたしは「ヨッシャーッ!!」と叫びながら、ガッツポーズをしました。(笑) 


一条本コーナー」(二段目)が埋まりました!

最新刊『ミャンマー仏教を語る』も収めました



棚は1メートル15センチあるのですが、昔から本を出すたびに収めながら、「いつの日か、この棚を自分の本で一杯にしたいなあ・・・」と夢見ていました。じつに69冊目の一条本でようやく達成したわけです。もっとも、これまでも判型の大きな『思い出ノート』『幸せノート』(ともに現代書林)の2冊だけを下の棚に収めていました。ですので、その2冊が「一条本コーナー」に収まるサイズならば、もっと早く達成していました。それでも、やはり感無量であります。神様からの誕生日プレゼントかもしれません。


今後とも、よろしくお願いいたします



会社では、今月の道歌を持って、記念写真を撮りました。
サンレー本社の5月度総合朝礼で、わたしは「儀式は文化の核であり、冠婚葬祭業ほど素晴らしい仕事はありません!」と述べ、最後に「儀式こそ文化の核と知りたれば 礼の仕事に誇り持つべし」との歌を披露しました。また、ブログ「営業責任者会議」で紹介した社長訓話でも同様の話をしました。「礼」とは「人間尊重」です。冠婚葬祭を通じて良い人間関係づくりのお手伝いをすることにより、心ゆたかな社会を創造できると信じています。



儀式こそ文化の核と知りたれば
       礼の仕事に誇り持つべし

この歌の心意気で、ハートフル・ソサエティめざして精進する覚悟です。
51になっても、まだまだ走り続けるつもりです。
じつは、今年から公職をはじめとした新しい役目が増えます。
来週には福岡県にある某大学の客員教授に就任する予定です。また、今月末には北九州の経済団体の副会長、さらに来月初めには冠婚葬祭業界の全国団体の会長に就任することになっています。みなさまには追ってご報告するつもりですが、今後はより多忙になることが予想され、おそらくはブログも書く時間が取れなくなると思います。今までのところ毎日継続してアップされていますが、近々途切れることが予想されます。自分からあえて書かない日を設定するかもしれません。そのときは、どうか御了承下さい。ということで、今後とも、どうぞよろしくお願いいたします!



*よろしければ、本名ブログ「佐久間庸和の天下布礼日記」もどうぞ。



2014年5月10日 一条真也