スピリチュアルケア教育のご案内

一条真也です。
高野山大学教授の井上ウィマラさんからメールが来ました。
井上さんは、わたしと同じく「日緬仏教文化交流協会」のメンバーとして、日本で唯一のミャンマー式寺院である世界平和パゴダの支援活動をされています。
また、「仏教文化交流シンポジウム」では共演させていただきました。
井上さんは、瞑想やスピリチュアルケア研究の第一人者として知られます。


世界平和パゴダの前で、井上ウィマラさん(右から3人目)らと

仏教文化交流シンポジウム」で発言する井上ウィマラさん



井上さんからのメールには、「高野山大学では4月から大阪サテライトにおいて、スピリチュアルケア教育を始めることになりました」と書かれていました。
リーフレットのPDFも添付されており、メールには「よろしければ、ブログなどで取り上げていただいたり、関西圏で関心のありそうな方々にお知らせいただけるとありがたいです」というメッセージも加えられていました。
ということで、当ブログでお知らせさせていただきます。



このコースは、日本スピリチュアルケア学会の資格取得に必要な教育課程を提供しスピリチュアルケアを提供できる人材を育成するそうです。
また、平日の夕方と土曜日を組み合わせるなどの、ライフスタイルに合わせた自由度の高い履修形態を提供するとか。


人生で大切な五つの仕事―スピリチュアルケアと仏教の未来

人生で大切な五つの仕事―スピリチュアルケアと仏教の未来

ブログ『人生で大切な五つの仕事』で紹介した本で、井上さんは「スピリチュアルケア」について以下のように述べています。
「スピリチュアルケアは、身体的ケア、心理的ケア、社会的ケアといったさまざまなケアがなされる態度の中に必要不可欠なものとして秘められています。どのようなケアにおいても、スピリチュアルなケアの薬味があってはじめて、与え手と受け手とがともに喜び癒されるような関係性が成就されます。それは、ケアを提供する人の存在のあり方として、情報やサービスを伝える姿勢として、話し方や身振りや仕草の中ににじみ出てくるいのちへの思いやりです」



このスピリチュアルケアの教育コースは非常に意義があります。
わたし自身、このコースの内容には大きな関心を抱いています。
ぜひ、関西にお住まいの方で興味のある方は、参加されて下さい。
大阪だけでなく、東北や東京や福岡や沖縄・・・・・日本中でスピリチュアルケア教育が受けられるようになるといいですね。
また、ブログ「『遺体』とグリーフケア」にも書いたように、スピリチュアルケアにおいては葬祭の現場におけるグリーフケアも大いに関係してくると思います。
井上さんはメールで「看取り、葬祭や法事におけるグリーフケア、結婚、出産、子育てなど人生全体におけるケアにつながってゆく実践を考えております」と述べ、最後にわたしに対して「いずれ、講演や共同の研究などお願いしたいなぁと思っております」と書かれていました。もちろん、わたしでお役に立つことがあれば、なんでも協力させていただきます!



高野山大学大阪サテライトキャンパスの住所は以下の通りです。
大阪大学中之島センター内
〒530−0005 大阪市北区中之島4−3−53
TEL:06−6444−2100
なお、連絡先は以下の通りです。
高野山大学入学願書受付係)
〒648−0280 和歌山県伊都郡高野町高野山385 
TEL:0736−56−2921
高野山大学ホームページ) 
http://www.koyasan−U.aC.jp/
(資料請求フォーム) 
http://koyasan−U.aC.jp/event_forms/bekasp.html




*よろしければ、本名ブログ「佐久間庸和の天下布礼日記」もどうぞ。



2014年2月3日 一条真也