「週刊ポスト」へのコメント

一条真也です。
台風直撃を翌日に控えた東京にやって来ました。
明日行われる業界の重要な会議に出席するために前日入りしたのです。
ところが、羽田空港に着いてメールを開いたところ、「台風接近のため、明日の会議は中止になりました」との連絡が・・・。ガーン!


週刊ポスト 2013年 10/25号 [雑誌]


気を取り直して、羽田空港売店「週刊ポスト」最新号を買いました。
10月25日号で、表紙はモデルの田丸麻紀さんです。


「友達がいない80歳にならないために・・・」

わたしのコメントが出ています



「友達がいない80歳にならないために〜60歳から始める(10)の心得」という5ページの特集が掲載されており、その中でわたしの発言が紹介されています。
先週の7日に東京のホテルのラウンジで取材を受けたのです。
記事には次のように書かれています。
「『隣人の時代~有縁社会のつくり方』(三五館)著者の一条真也氏は『ある団地で調べたデータでは、孤独死をする人は女性より男性が圧倒的に多かった。特に弁護士や医師など『先生』と呼ばれる職業に多かったそうです』と語る。その理由は『プライドが邪魔をして、挨拶すら気さくに振舞えないからではないか』と推測する」


隣人の時代―有縁社会のつくり方


また、特集記事の最後にも、わたしが次のように登場します。
「前出の一条氏はいう。『孤独死予備軍には共通項があって、友達がいない、社会参加をしない、何事にも関心をもたない・・・・・とナイナイづくしです。実はこれをアルに変える画期的な方法が1つある。挨拶をするということです。近所の方をみたらとにかく挨拶。これだけでオセロの黒が一気に白になるように世界は変わるものなんですよ』」
そして、「幸せな老後のため、肩の力を抜いて『こんにちは』から始めよう」で、特集記事は終わっています。


特集記事の最後にも、わたしのコメントが・・・



本当は、1時間以上にわたってもっと色々しゃべったし、ここで取り上げられたコメントは「孤独死の防人」こと常盤平団地自治会長である中沢卓実さんにお聞きした内容が多かったです。
自分の考えで読者に伝えたいところがもっと他にあったのですが、まあ週刊誌ですから仕方ないでしょう。



この号には例の「東京三鷹・タレント女子高生刺殺事件」に関する
記事も出ています。それが「バラまかれた[リベンジ]復讐ポルノ[動画&写真67枚]の残酷」というタイトルで、正直読むに耐えません。一度は愛した恋人の命を奪っただけでなく、その秘めたプライバシーまでネットで晒した池永チャールズトーマス容疑者には強い怒りを感じます。



それにしても、この「週刊ポスト」のタイトルと記事の内容にも心が痛みます。加害者は仕方ないとしても、被害者の人間としての尊厳まで踏みにじるような書き方には強い違和感を感じます。
これを遺族の方々が読んだら、どう思うのか。
そういえば、被害者をツイッターで侮辱したロッテの選手が謝罪していましたね。週刊誌というのは話題性が命です。特に、スキャンダルが命です。
一連のAKBバッシングで破竹の勢いにあった「週刊文春」も部数を減らし始めているといわれる中で、これからの週刊誌はどうなっていくのか。そんなことを考えながら、「週刊ポスト」最新号を読みました。
亡くなられた鈴木沙彩さんの御冥福をお祈りいたします。合掌。



*よろしければ、本名ブログ「佐久間庸和の天下布礼日記」もどうぞ。



2013年10月15日 一条真也