「ウェディングジャーナル」取材  

一条真也です。
10日は北朝鮮建国記念日ですね。この日は、某冠婚葬祭互助会の50周年祝賀会が開催される日でもあります。わたしも祝賀会に参加する予定です。その前に、午前中に「松柏園ホテル」へと向かいました。
「ウェディングジャーナル(WJ)」さんの取材を受けるためです。
同紙はブライダル業界のリーディング・ペーパーとして知られています。


「ウェディングジャーナル」取材のようす



ウェディングジャーナル社の北折賢史社長が来館され、貴賓室でインタビュー取材をお受けしました。まずは、松柏園新館「VILLA LUCE(ヴィラルーチェ)」の内容について質問を受けました。わたしは、新時代のブライダル像を語りました。少子化、非婚化の時代にどのような結婚式を提案すべきかをお話しました。また、松柏園ホテルの本館についても、各種宴会や結婚披露宴はもちろん、七五三、成人式、長寿祝い、法宴などの通過儀礼に広くご利用いただく構想をお話しました。


北折社長の「ひよっこ」愛をお聴きしました



北折社長がNHKの朝ドラ「ひよっこ」の大ファンだということを知り、嬉しくなったわたしは、「『ひよっこ』が描いた有縁社会」で紹介した本日発売の「サンデー毎日」のコラムをお見せしました。それから、しばらくは「ひよっこ」談義が続きました。「ひよっこ」は、日本で血縁、地縁、職縁が最後の輝きを放った物語です。多くの縁が結ばれました。プロポーズや婚約発表の場面が非常に多いのが印象的なドラマでした。登場人物たちが次々に結ばれていき、最後は主人公みね子と恋人のヒデが結ばれました。
「結婚こそ最高のハッピーエンドである」ということを再認識しました。


ウェディングジャーナル社の北折社長と



結婚式ではたくさんの「おめでとう」という声が交わされます。わたしは、他人を祝う心とは、最高にポジティブな心の働きであると思います。「祝」に似た字に「呪」がありますが、「呪」も「祝」も神職者に関わる字であり、「まじない」の意味を持ちます。「呪い」も「祝い」も、もともとは「言葉を使う」という意味です。そして、心の負のエネルギーが「呪い」であり、心の正のエネルギーが「祝い」ということになります。ネガティブな「呪い」を解く最高の方法とは、冠婚葬祭に代表されるポジティブな「祝い」を行うことなのです。わたしは、新館が完成したNEW松柏園ホテルから、北九州を、日本を、世界を明るく照らす「祝い」の光をたくさん放ちたいと述べました。



2017年10月10日 一条真也

「ひよっこ」が描いた有縁社会 

一条真也です。
10日、「サンデー毎日」2017年10月22日号が発売されました。
表紙は、アニメ映画「宇宙戦艦ヤマト2202 愛の戦士たち」です。
音楽を担当するのは宮川彬良さん。「ひよっこ」の音楽家ですね。
わたしは、同誌にコラム「一条真也の人生の四季」を連載しています。
おかげさまで、この連載もついに100回目になりました!
記念すべき第100回は、「『ひよっこ』が描いた有縁社会」です。


サンデー毎日」2017年10月22日号



NHK朝の連続テレビ小説ひよっこ」が終わりました。
全国に「ひよっこ」ロスが発生しているようですが、わたしも楽しみに観ていました。基本的にテレビを観ない人間なのですが、桑田佳祐さんの主題歌「若い広場」に導かれたのです。



ひよっこ」は、東京五輪が開催された1964年から始まる物語です。
茨城から集団就職で上京した谷田部みね子の成長物語で、有村架純さんがヒロインを熱演しました。これまでの朝ドラと違って実在のモデルがいないので、先の展開が読めず、毎回ハラハラドキドキさせられました。岡田惠和氏の脚本がとにかく素晴らしく、それぞれの登場人物の人生には深みがありました。



集団就職した若者たちがさまざまな苦難にも負けずに、明るく前向きに生きる姿には勇気を貰いましたし、みね子が就職した向島電機が倒産したときのエピソードには泣かされました。向島電機の倒産後、みね子は赤坂のレストラン「すずふり亭」で働きますが、その裏にある広場には隣人たちが集い、「隣人祭り」が開かれました。



このドラマでは、家族も隣人も職場の仲間もみんな「かけがえのない」存在でした。「ひよっこ」は、日本で血縁、地縁、職縁が最後の輝きを放った物語かもしれません。2010年に「無縁社会」キャンペーンを展開したNHKですが、素晴らしい「有縁社会」のドラマを作ってくれました。



多くの縁も結ばれました。プロポーズや婚約発表の場面が非常に多いのが印象的なドラマでした。登場人物たちが次々に結ばれていき、最後は主人公みね子と恋人のヒデが結ばれました。本当に、幸せな気持ちになれる朝をたくさん与えてくれました。



最終回のヒデとみね子がみんなに結婚の報告をする場面で、みね子の叔父の宗男が感極まって泣きながら、「悲しい出来事に幸せな出会いが勝ったんだ!」と言います。この言葉に感動しました。父親の失踪、会社の倒産、初恋の人との別れなど、「悲しみ」もたくさんありましたが、ハッピーエンドで良かったです。素敵なドラマに感謝!


サンデー毎日」2017年10月22日号の表紙



2017年10月10日 一条真也