一条真也です。
28日の朝、「日本経済新聞」全国版の一面にわたしの最新作である『冠婚葬祭文化論』の書籍広告が掲載されていました。左下に「発売即重版」とあります。
「日本経済新聞」2025年1月25日朝刊
同書のサブタイトルは、「人間にとって儀式とは何か」。著者名は、一条真也ではなく、一般財団法人 冠婚葬祭文化振興財団理事長の佐久間庸和として、覚悟をもって書きました。新聞広告には、「『七五三』は霊魂安定の通過儀礼」「『成人式』は戦後急速に広がった」「『結婚式』は男女の魂を結ぶ儀式である」「『葬儀』は人生最大の儀式である」と書かれています。
「日本経済新聞」2025年1月25日朝刊
この広告を見た一般財団法人 冠婚葬祭文化振興財団の三宅専務理事から「本日の日経朝刊の1面の一番目立つ左下に『冠婚葬祭文化論』が広告されています。冠婚葬祭文化振興財団の広報にもなります。ありがとうございます」とのメールが届きました。版元の産経新聞出版さんは新聞社系の出版社なので、「産経新聞」だけの掲載でもおかしくないのですが、他の新聞社にもこれだけ広告を掲載していただけるのは例がないと思います。感謝するばかりですが、同社から出版した前作『供養には意味がある』も重版が決定しました。今回で4刷となり、ありがたいことです。
産経新聞出版からは、終戦80年および昭和100年を記念して、書き下ろしの「沖縄論」「長崎論」「広島論」「靖国論」を掲載した『死者とともに生きる』(仮題)を上梓することになっています。今年7月刊行予定ですが、まずは、『冠婚葬祭文化論』をよろしくお願いいたします。日本人が幸せになるために、魂を込めて書きました。
作家の三島由紀夫は、ブログ『文化防衛論』で紹介した著書において「文化を守る営為は文化そのものでもある」と喝破しました。冠婚葬祭業者という「文化の防人」としてこの営みに参画できることを、わたしは心の底から誇りに思います。父から受け継いだ「冠婚葬祭で、日本人を幸せにする」という大きな目標に向かって、これからも歩み続けたいと思います。なお、本書は120冊目の一条本となります。さらに「天下布礼」に励みます!
2025年1月28日 一条真也拝